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【目からウロコ 果菜の作業コツのコツ 】Vo.3 まき箱での湿害の防ぎ方

果菜の作業タイトル

元宮崎県総合農業試験場・白木己歳

みなさん、今年の果菜の出来はいかがでしたか?いまごろは次期作の計画を立てているところでしょうか。さて、今回は、現代農業に2004年から14回にわたり連載した人気連載「果菜の作業コツのコツ」を週1回(全14回)期間限定でお届けします。キュウリの大産地、宮崎県の研究者だった著者の経験と観察、農家との付き合いの中でつかんだ果菜つくりの極意が満載です。ぜひご覧ください。

まき箱での湿害の防ぎ方

強制排水している様子
強制排水している様子

 まき箱には、以前はトロ箱が多く使われたが、今は水稲の育苗箱になった。水稲の育苗箱は、トロ箱に比べ多湿の害が出やすい。次の理由による。

 ザルや金網の容器に砂を入れ、容器ごと水につけて引き上げると、容器は隙間だらけなのに落下する水はわずかで、多量の水は底のほうに飽水状態の層を作ってとどまる。まき箱に水をかけた場合にも同じことが起こり、底のほうに飽水状態の多湿層ができる。この層の中にタネが入り込むと息ができず死んでしまう。

 問題は、多湿層の厚さは用土の厚さに関係なく、トロ箱でも水稲の育苗箱でも変わらないこと。そのため、用土が厚く入るトロ箱では、タネは多湿層よりもかなり上に位置することになり、湿害の心配は少ない。それに対し用土が薄い水稲の育苗箱では、タネが多湿層に入り込みやすいので湿害が出やすいのである(図1)。特に、用土を節約して箱の五~六分目しか詰めずにまくと、タネが多湿層内に入り込んでしまう危険が高くなる(図2)。

この記事の続きはルーラル電子図書館をご覧ください

*月刊『現代農業』2004 年4月号(原題:まき箱での湿害の防ぎ方)より。情報は掲載時のものです。

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