連載記事一覧 果菜の作業コツのコツ 【目からウロコ 果菜の作業コツのコツ 】Vo.7 床土の肥料は流れるのがあたりまえ 2023-01-12 元宮崎県総合農業試験場・白木己歳 みなさん、今シーズンの果菜の出来はいかがでしたか?いまごろは次期作の計画を立てているところでしょうか。さて、今回は、現代農業に2004年から14回にわたり連載した「果菜の作業コツのコツ」を週1回(全14回)期間限定でお届けします。キュウリの大産地、宮崎県の研究者だった著者の経験と観察、農家との付き合いの中でつかんだ果菜つくりの極意が満載です。 育苗床土の肥料は水やりすると減る?(編集部) 床土のチッソは減るばかり 床土も買う時代になった。床土を選ぶときにチェックする項目として、清潔さ、物理性、pH、肥料分(特にチッソ)などがある。どれも大切な性質であるが、すべてを一様に期待しないほうがよい。清潔さ、物理性、pHには十分期待してよいが、肥料分だけは期待しすぎないようにしたい。圃場の肥料とはちょっと事情が違うのである。 購入床土のチッソは、ほとんどが水に流れやすい硝酸態チッソである。そして、床土は播種箱やセルやポットなど、いわゆる容器内で使われる。こういった環境の違いがあるから、床土の施肥の考え方は圃場のそれとは変える必要がある。 圃場の肥料は、水かけで地下に流れても、やがて毛管現象で大部分は表層に戻ってくる。戻ってこない分も根は追いかけることができる。これに対し、床土の肥料は、水で容器外に押し出されると二度と利用できない。大づかみにいうと、床土の肥料は減るばかりなのだ(図1)。 図1 育苗床土の肥料は水かけによって減少する きりっとした苗にするには肥料を補給すべし この記事の続きはルーラル電子図書館をご覧ください *月刊『現代農業』2004 年9月号(原題:床土の肥料は流れるのがあたりまえ)より。情報は掲載時のものです。 【果菜の作業コツのコツ】公開予定 ナス類はバラまきでも大丈夫! 12月1日ウリ類は列をそろえてタネをまく 12月8日(公開終了)まき箱での湿害の防ぎ方 12月15日(公開終了)かん水のハス口は上向きか、下向きか 12月22日(公開終了)苗に水を均一にかけるには? 12月29日(公開終了)ポット床土の土粒は不均一がいい 1月5日(公開終了)床土の肥料は流れるのがあたりまえ 1月12日(公開終了)液肥は濃いめのものを回数少なく 1月19日(公開終了)液肥は播種時にかけるべし 1月26日(公開終了)接ぎ木直後はしおれたほうがいい 2月2日(公開終了)断根接ぎ木は当日までの天気で決まる 2月9日(公開終了)鉢上げは苗を寝かせろ 2月16日(公開終了)「よい苗」はポットとセルではちがう 2月23日(公開終了)定植後からの防除では遅すぎる!(最終回) 3月9日 農業情報サイト「ルーラル電子図書館」個人会員の方は、全話を【閲覧期限無し・まとめて】お読みいただけます。≪果菜の作業コツのコツ(準備中)≫ ★お申込みは田舎の本屋さんより受付中!期間限定で、お得な「現代農業」セットプランを販売中! ★いきなり申し込まずにまずは試したい…という方は、「ルーラル電子図書館 無料お試し版」がオススメ!利用開始より期間は3日間、30ページ(30ポイント)まで無料でご覧いただけます。契約の自動更新はありません。 \\詳しいご説明はコチラ// Tags: 育苗, 果菜, 白木己歳, 床土