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2022年5月号のイチオシ「地力アップ&肥料代減らし いいぞ!緑肥」

植物なのに肥料になる、それが緑肥。
現在高騰中の化学肥料を大きく減らせて、
地力アップにもつながる。
さらに、新しく借りた畑の診断にも役立つ。
まさに、今の時代のトレンド技術。「いいぞ! 緑肥」。

巻頭特集

借りた畑にはまず緑肥

千葉・武内 智

取材時の動画が、ルーラル電子図書館でご覧になれます。

筆者(70歳)。(株)シェアガーデンの代表で、社員3人と有機野菜をつくる(倉持正実撮影、以下K)

畑の良し悪しがわからなかった

 農業への関わりは25年前の1997年、和食レストラン「濱町」や郷土料理店「北海道」などの外食企業を経営する傍ら、群馬県倉渕村(現、高崎市)に山林5haを開墾造成して農場を開設したのが始まりです。店舗で使う有機野菜を自社農場でつくりたい。社員教育の一環として、野菜の知識を深めたい。そんな思いを持って、農家の友人たちの協力で実現した農場です。


私にもできた! 10a苗箱6枚の条抜き栽培(新連載)2、5抜きで植えてみた

神奈川県海老名市・児島晴夫さん

取材時の動画が、ルーラル電子図書館でご覧になれます。

マークは本誌154ページに用語解説あり
マークのついた用語にマウスカーソルを合わせると、用語解説が表示されます(PC表示のみ)。

児島さん(73歳、左)と田植え作業を担う近所の吉川さん(倉持正実撮影、以下表記のないものすべて)

 2019年5、7、8月号の連載「千葉で見つけた! 疎植栽培の村」では、千葉県君津市の鳥海榮之とりうみひでゆきさんの条抜き栽培を紹介した。幼穂形成期頃の豪快な開張姿、ご記憶の読者も多いのではないだろうか。2条植えて1条空ける田植えの工夫で、坪約25株植えの超疎植を実現。10a当たり3.8枚の苗箱しか使わず、反収は通常植えと同じ600kg近くを確保していた。


ホウキング、日々進化中!

雑草わずか、土ふかふかの好循環に ホウキングで出芽前除草

福岡・古野隆雄

取材時の動画が、ルーラル電子図書館でご覧になれます。

マークは本誌166ページに用語解説あり
マークのついた用語にマウスカーソルを合わせると、用語解説が表示されます(PC表示のみ)。

筆者。有機農業歴約40年。アイガモ水稲同時作7ha、露地野菜3ha、小麦2ha、養鶏300羽ほか(写真はすべて依田賢吾撮影)

赤ちゃん時代にやっつける

 ホウキングは柔軟、アバウト、非力です。大きな雑草にはかないません。戦略はあります。レスラーのように強靭な雑草も必ず弱小な赤ちゃん時代があります。そこで戦えば勝てるはずです。


ひっぱりくんを牽引 半自動乗用ネギ定植機で植え付けスピード3倍

山形・佐久間修一

取材時の動画が、ルーラル電子図書館でご覧になれます。

半自動乗用ネギ定植機。トラクタで「ひっぱりくん」2台を牽引し、ウネ立てと施肥(粒肥+液肥)も同時にこなす。苗箱が計28枚載る

 庄内平野のほぼ中央、山形県三川町は赤川を水源とした水田地帯です。私たちはここで水稲とダイズの他に、99年からネギの栽培を始めました。未経験ながら背水の陣で臨み、周囲の協力もあってなんとか続けてきました。


ここが変だよ 日本の有機農業(第4回)具体的な規則に乏しい日本農林規格

西尾道徳みちのり

A4用紙でたった10ページ

 FAO(国連食糧農業機関)は2012年に有機農業に関する各国の法律を比較し、日本の法律は他国に比べて具体的な規制に乏しいと指摘している。

読み方案内

6月号の主な記事(予告)5月5日発売

今月の立ち読みPDF

あっちの話こっちの話

  • モグラ除けにラッキョウ漬け――熊本から
  • 納豆菌ボカシと米ヌカ散布でキュウリの病気知らず――宮崎から
  • 納豆液のSS散布でリンゴの褐斑病減らし――山口から
  • 香り華やか、手づくりバラジュース――広島から
  • ブドウ新芽の天ぷらは春の味――岡山から

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