持続可能すぎる資源 竹活で竹やぶ減らし
今年も竹が気になる季節がやってきました。「竹やぶが厄介」なのは「皆伐すれば、ハイおしまい」とはいかないからですよね。一度切ってもどんどん生えてきて畑や家に迫ってくるし、放っておくと景観が悪くなるばかりか、獣のひそみ場にもなってしまいます。でも見方を変えれば、竹は無限に出てきてくれる持続可能な地域資源。今回(2024年4月号)は、誰でもできる竹林整備のやり方や、切った竹を貴重な資源に変えていくためのさまざまな「竹活」(たけかつ)を紹介します!
放置竹林を攻略せよ
まず、いざ竹を減らそうとしても放置竹林は足場が悪いし、切った竹を持ち出す隙間もありません。「竹やぶ減らし 初めの一歩」コーナーでは、竹をその場で重ねて「棚」を作って足場にする方法や、竹やササを切り倒しやすい道具を紹介。竹の枝葉が大食漢の馬の最高のエサになるという記事も注目です。
畑で使う
せっかく切った竹は、畑でもとことん使いたい。「畑で竹活」では、竹パウダーによる土や作物への効果、支柱や獣害防止柵として使い倒す方法などがわかります。
イベントで使う
竹はイベントでも大活躍。「BBQで竹活」では、鉄の網ではなく青竹を網にしてお肉を焼く方法が登場。お肉が甘くてふっくらするのだとか! 子供達にも竹の魅力が伝わる工夫が満載です。
タケノコで稼ぐ
「竹活メンマ、全国に拡大中!」では、メンマの新たな食べ方を提案。タケノコをとり遅れてしまった竹林でも、1.5~2mに伸びた幼竹をとってメンマをつくればお金を生み出せます。
そしてやっぱりお楽しみはタケノコですね。「タケノコで稼ぐ」では、品種を組み合わせて周年出荷する方法や、絶品白子タケノコをとる竹林整備の方法を教えてもらいました。
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竹やぶを地域の宝に――そんな実践者の思いが詰まった特集となりました。
その他のコーナーも見どころ満載です。タイトルだけですが、ご案内します。
【みんなで農!】キュウリってね、節の数を稼ぐほどたくさんとれるんですよ
【稲作・水田活用】密着 庄内青年部の稲作巡回 苗の見方を教わった
【野菜・花】続・置くだけ定植
【果樹】火傷病でゆれる ナシとリンゴの受粉は脱・輸入花粉で
【山・特産】露地コゴミの増やし方
【畜産】尾枕なしの子牛をめざして 離乳編
【くらし・経営・地域】超おいしい! 土手のカラシナ大活用
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