バケツやペットボトルで育てたイネの収穫モミ数を競う、その名も「バケツイネ選手権」。「バケツイネ選手権2024」の締め切り(2024年12月6日)が迫ってきています。ここではその応募方法についてご説明いたします。
編集部

米が余っているといわれ続けてきた稲作業界で、今年は大事件が勃発。「令和の米騒動」でスーパーの棚から米が消えた。いつもあたり前にある米のありがたみを、身に染みて感じた方も多かったんじゃなかろうか。
さらに踏み込んで、自分で米をつくってみたい……!と思った人もいたはず。そんなわが家の食料安保の第一歩にぴったりなのがバケツイネだ。うまくいけば、なんと種モミ1粒から1万粒(茶わん大盛り2杯分)も収穫できる。
さて、その収穫モミ数を競うのが、この選手権だ。事前エントリーも参加費用も不要。今年バケツイネを育てた人なら、今から誰だって応募できる。もちろん、稲作専業農家の参加も大歓迎!
日本有数の米どころ・山形県庄内地方には、毎年じっくりと穂を調べている若手農家がいる(2024年9月号p90)。曰く、「穂をちゃんと見てみると、この作業がここに効いたのかなとか、腑に落ちる。原因があって結果があるのがわかる」。
選手権への応募方法をなぞってみると、じつはそのまま今年の栽培の振り返りができるようになっている。せっかくなので応募して、ぜひ来年以降にも活かしてほしい。

募集要項
バケツとペットボトルの2部門
- バケツ部門:20L以下の容器を使う
- ペットボトル部門:2Lの容器を使う
- 応募資格は「1本植え」のイネ。植えた後で間引いても、直播きでもOK
- 上位者には副賞。図書カード(1位は5000円分)と賞状を贈呈。参加賞あり
記録提出の締め切り 2024年12月6日(金)
- 詳しくは「バケツイネ選手権2024開催要項」を参照。応募用紙に必要事項を記入してご提出ください
- パソコンのない方には応募用紙等をお送りします。名前やFAX番号、住所、電話番号を以下応募先までお知らせください
応募先
〒335-0022 埼玉県戸田市上戸田2-2-2一般社団法人 農山漁村文化協会 バケツイネ選手権係
TEL:048-233-9354 FAX:048-299-2813 MAIL:noranora@mail.ruralnet.or.jp
※応募フォームからも可能
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「現代農業VOICE」を聴く
『バケツで実践 超豪快イネつくり』
薄井勝利 監修/農文協 編
バケツイネ、何からはじめればいいの? という方に——バケツイネ栽培の入門書。生育時期ごとの肥料のやり方、葉っぱの姿でメタボイネと健康イネの診断など、イナ作名人が、小学生にもわかるイネのとらえ方や施肥法を解説する。バケツイネ栽培の決定版。