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2023年10月号(特集 : がんばらなくても、土が育つ 耕さない農業最前線)の読みどころ案内

全体トビラ
相次ぐ異常気象、物価高騰の時代に「不耕起栽培」が再注目されている。土を耕さず、裸地にしない。多様な植物や有機物で大地をカバー。農家は耕耘や堆肥作りをがんばらなくても、極上の作物が育つ畑になる。今、世界的にも注目を集める「耕さない農業」だが、日本流の深化も負けてはいない。

土壌肥料特集

がんばらなくても、土が育つ

耕さない農業 最前線

「耕さない農業」は新規就農者にもうってつけ

海外で「環境再生型」とか「大地再生」と訳される「リジェネラティブ農業」が大きく注目されていますが、『現代農業』ではイネやイチゴ、自給菜園での「不耕起栽培」を20年以上前からとりあげてきました。

第1コーナーでは、80歳、90歳の高齢者が100歳になっても元気に農業を続けられる!と自信をもって紹介してくれる「耕さない農業」の実践を紹介します。「裸の土はかわいそう」という長野の細井千重子さんの圃場の土は、軽く手で掻き分けただけで、大量のミミズが出てきて、指先だけで10cmも掘れてしまう、惚れ惚れする土です。新規就農者にもうってつけで、豪雪地帯の新潟・上越市の重粘土圃場でも、不耕起初年度から水はけが劇的に改善されるという報告も興味深いですね。

草は刈らずに倒すだけ

「ドラム缶クリンパー」を転がす松澤政満さんの奥さん(松澤妙子さん) ドラム缶を転がしてイタリアンライグラスを倒し、そこに野菜苗を植えていく。転がすだけなので女性でもラクラク

第2コーナーは、「リジェネラティブ農業」(リジェネ)で注目の抑草技術、「草は刈らずに倒すだけ」の実践者を紹介しています。5月号で登場した農家たちの、今年の実践を編集部とカメラマンが追っかけて、その効果を豊富な写真で紹介しています。従来の「耕さない農業」では、敷ワラや落ち葉、堆肥でマルチをして抑草していましたが、リジェネの発想では大胆にも、冬から春にムギ類を生育させて、初夏に刈らずに押し倒して、「生かさず殺さず」の状態で敷草に変身させてしまいます。トラクタのバケットやドラム缶で押し倒したり、ガチョウ放牧も組み合わせたユニークな方法を紹介。各記事には前作、後作との関係がスッキリわかる「栽培暦」もつけて、まさに「最前線」の詳細を丸裸にしたような記事構成となっています。

リジェネラティブ農業は、人と自然との関係性を密にする農法

2023年10月号の表紙は、ムギの葉っぱをかじるレイモンド・エップさん(63歳)

日本におけるリジェネの先駆者ともいえる、北海道長沼町のレイモンド・エップさんの記事も要注目。不耕起とカバークロップ(緑肥)栽培とヤギ放牧を組み合わせて、ダイズやムギ、ヤギ肉を生産。レイモンドさん、ムギの葉っぱを噛んで甘さを確認したりもします(表紙の写真)。5月頃には糖度12.5と「果物並みの糖度」になるのだとか。

耕さない農業を実践すると、ロータリでの耕耘作業やボカシ作り、堆肥散布がなくなって、体がうんとラクになる。その代わり、土を掘ったり、匂いをかいだり、葉っぱを噛んだりと、五感をフル活用して畑の状態を観察することが大切になります。人と自然との関係性を密にする農法でもある、といえそうです。

◆その他のコーナーも見どころ満載です。タイトルだけですが、ご案内します。

今月号は、肥料オタク五十嵐総一さん推しの肥料10選「肥料図鑑」が掲載!

・肥料代高騰の今こそ ヘアリーベッチ稲作

・養分競合どころか肥料代減らしになる 果樹の草生栽培

・野草コンフリーが使える!

・におわない手作り液肥

・どんどん広がる光合成細菌

・処分に困る残渣をお宝に変える

・堆肥の学校 肥料高騰の今だからこそ、身近な素材で堆肥づくり

・堆肥をかしこく、ラクにまく

・肥料オタクによる肥料図鑑

今月号のイチオシ記事

 2023年10月号の試し読み 

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