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10月号の読みどころ案内

特集:肥料高騰ウルトラ対策

 コロナ禍、ウクライナ情勢、物価高……と、世の中、不安要素だらけ。そんななか、今年の『現代農業』は、1月号「農家の菌活」、3月号「鶏糞」、5月号「緑肥」、9月号「光合成細菌」と、身近な微生物や有機物を生かした肥料代減らしの提案を続けてきました。そして、今号は1冊まるごと「肥料高騰 ウルトラ対策」です。

第1特集:究極の肥料代減らし 生かせ! 田畑の埋蔵チッソ

 一般的な畑には10aでおよそ300kgものチッソ成分が蓄積されています。空気も8割はチッソですよね。ただし、そのほとんどはうまく使われていない、名づけて「埋蔵チッソ」。それらのフル活用術を紹介します。これまで目に見えず、経験と勘に頼るしかなかった「地力チッソ」を自分で測って、元肥を減らしたり無施肥にしてしまった農家。空気中のチッソを固定する細菌を生かす栽培法。マメ科と共生する根粒菌だけでなく、リン酸を補給してくれる菌根菌も生かす栽培法……。共通するのは、「チッソもリン酸も、ちょっと足りないぐらいがちょうどいい」です。肥料は植物のために施すのではなく、土壌微生物のエサとして施す技術が今後のトレンドになりそうです。

第2特集:今さら聞けない 安い単肥の話――きほんのき

硫安。チッソ成分21%の単肥。安い単肥を上手に使えば肥料代が減らせます。

 10月号で好評の「今さら聞けない」シリーズ。今回は化学肥料の最小単位である、「単肥」のきほんを知って使いこなすための、Q&Aです。カリの原料輸入の4分の1はロシアとベラルーシ、リン酸原料の9割が中国。経済制裁や輸出規制、輸送費の高騰などで、肥料代の高騰が続きます。単肥は複合肥料に比べれば安いです。畑に溜まってしまった成分は使わなければよく、施肥設計の自由度が高いです。簡単に肥料代の節約につながります。賢くムダを省くためのきほんを解説します。

(編)

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