8月号 試し読み 2023年 2023年8月号(特集 : 雑草を売るノウハウ)の読みどころ案内 2023-07-03 グラミネ(穂状の花材)として需要があるエノコログサ(写真提供:菅家博昭) 特集 雑草を売るノウハウ 近頃の花束やフラワーアレンジメントは、「田園風」を意味する「シャンペトル」スタイルがはやり。その素材として、野の草花が欠かせません。農家にとってはどこにでもある雑草ですが、それがけっこうな値段で売れるのです。 野の草花栽培のポイント 雑草が売れる?ナズナ(奥)とエノコログサ たとえば、エノコログサ。長年、福島県昭和村のカスミソウ産地を引っ張ってきた菅家博昭さんは、ここ数年、野の草花の販売にも力を入れています。特にエノコログサは生花店から、メインの花の引き立て役として「必ず納品してほしい」と頼まれるほどの人気ぶり。若い女性は「珍しい」「かわいい」、年配の女性は「懐かしい」といって買ってくれるそうです。ただし、野の草花は萎れやすいので、出荷するときは、収穫したその場で抗菌剤入りの水に浸ける「切り水」がポイントになります。 ひと手間かければ立派な商品 耕作放棄地などにはびこる、あの厄介なセイタカアワダチソウも立派な商品になります。和歌山県紀の川市の田中由香里さんは本業の果樹栽培のかたわら、雑草販売にハマり、セイタカアワダチソウをドライフラワーにして、直売所などに並べています。仕上がりがくすんだ色にならないように、100円ショップにあるプリンター用のインク(黄色)を吸わせるのがコツ。 和歌山県の田中さんはとってきたカズラを納屋の中で吊るして乾燥。注文が入ることもある 他にも、緑肥エンバク、亜麻ボール、ナズナ、ムシトリソウ、コバンソウ、ヒメコバンソウ、チガヤ……農家の「こんな草も売れる」報告が続々! 野草の素敵な束ね方もよくわかる。「花屋さん直伝 野の草をステキに魅せる束ね方」の記事より その他のコーナーも見どころ満載です。タイトルだけですが、ご案内します。 本誌購入特典で、8月号から記事を読み上げる音声配信サービス「現代農業VOICE」が利用できる! 作業中に現代農業を”ながら聴き”もいいかも 【稲作・水田活用】アゼ草刈りのコツ/無農薬・無肥料ダイズは晩播狭畦密植栽培で【野菜・花】病害虫に強く、保存性も抜群 キャベツ・ブロッコリーのスーパーセル苗【果樹】新連載 ミカンと対話! セガっちゃんの植物ホルモン塾【山・特産】耕作放棄地でサンショウづくり【畜産】草刈りガチョウの実力を見た【くらし・経営・地域】誰でも簡単!ポータブルこうじづくり/トキとコウノトリ一緒に農業 8月号を1冊注文する 最新号から定期購読する 今月号のイチオシ記事 2023年8月号の試し読み こんなもんが売れるんか! 果樹農家、田畑の雑草販売にドハマリ 現代農業VOICEが始まるよ タラスピが1本60円! じつはペンペングサです キャベツ・ブロッコリーの虫害が激減 有機栽培にこそスーパーセル苗 ? 【新連載】カンキツと対話! セガっちゃんの植物ホルモン塾 9月号の目次をみる 今月号のオススメ動画 耕作放棄地を再生、トラクタいらず 草刈りガチョウの実力を見た 誰でも簡単ポータブルこうじづくり 夏バテ予防にはこうじドリンク 今号のオススメ動画は画像をクリックするとルーラル電子図書館へ移動します。動画は公開より3ヶ月間無料でご覧いただけます。 Tags: 雑草