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2023年8月号(特集 : 雑草を売るノウハウ)の読みどころ案内

トビラ
グラミネ(穂状の花材)として需要があるエノコログサ(写真提供:菅家博昭)

特集

雑草を売るノウハウ

近頃の花束やフラワーアレンジメントは、「田園風」を意味する「シャンペトル」スタイルがはやり。その素材として、野の草花が欠かせません。農家にとってはどこにでもある雑草ですが、それがけっこうな値段で売れるのです。

野の草花栽培のポイント

雑草が売れる?(現代農業WEB)
雑草が売れる?ナズナ(奥)とエノコログサ

たとえば、エノコログサ。

長年、福島県昭和村のカスミソウ産地を引っ張ってきた菅家博昭さんは、ここ数年、野の草花の販売にも力を入れています。特にエノコログサは生花店から、メインの花の引き立て役として「必ず納品してほしい」と頼まれるほどの人気ぶり。若い女性は「珍しい」「かわいい」、年配の女性は「懐かしい」といって買ってくれるそうです。ただし、野の草花は萎れやすいので、出荷するときは、収穫したその場で抗菌剤入りの水に浸ける「切り水」がポイントになります。

ひと手間かければ立派な商品

耕作放棄地などにはびこる、あの厄介なセイタカアワダチソウも立派な商品になります。

和歌山県紀の川市の田中由香里さんは本業の果樹栽培のかたわら、雑草販売にハマり、セイタカアワダチソウをドライフラワーにして、直売所などに並べています。仕上がりがくすんだ色にならないように、100円ショップにあるプリンター用のインク(黄色)を吸わせるのがコツ。

納屋の中でカズラを吊るして乾燥 (S)
和歌山県の田中さんはとってきたカズラを納屋の中で吊るして乾燥。注文が入ることもある

他にも、緑肥エンバク、亜麻ボール、ナズナ、ムシトリソウ、コバンソウ、ヒメコバンソウ、チガヤ……農家の「こんな草も売れる」報告が続々!

花屋さん直伝の野草のアレンジメントも載っている
野草の素敵な束ね方もよくわかる。「花屋さん直伝 野の草をステキに魅せる束ね方」の記事より

その他のコーナーも見どころ満載です。タイトルだけですが、ご案内します。

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