現代農業WEB

令和6(2024)年
12月8日 (日)
師走
 赤口 丙 午
旧11月8日

あああ

ホーム » 2022年 » 7月号 » 2022年7月号のイチオシ「あの厄介な雑草とのたたかい方」

2022年7月号のイチオシ「あの厄介な雑草とのたたかい方」

ぐんぐん伸びて作物・樹木を覆うつる性雑草、除草剤が効かない抵抗性雑草、
ますます広がる外来雑草。
放棄地の増加や温暖化の影響などで、雑草もどんどん手強くなってきているようだ。
切り方、枯らし方、抑え方――これからのたたかい方を探る!

巻頭特集

クズ大問題 まるでグリーンモンスター

取材時の動画が、ルーラル電子図書館でご覧になれます。

親から相続した土地が全面クズ! 長い間管理されていなかった。全国で見られるマメ科の多年生雑草(写真提供:越智和彦、以下O)

 山を覆い、すごい勢いで畑に侵入。つるでミカンに絡みついて枯らす。ブドウの棚に巻き付いて、雪が積もれば棚ごと崩壊。他の人の農地に侵入して、迷惑をかける……。まさに、やりたい放題! 最近はその手の付けられなさから「グリーンモンスター」とも呼ばれているそうな。


コスト減らしには断然への字!

井原さんのお膝元でへの字稲作(上)元肥も、防除も、除草剤もぜーんぶやめた

兵庫県たつの市・丸尾正志さん

マークは本誌124ページに用語解説あり
マークのついた用語にマウスカーソルを合わせると、用語解説が表示されます(PC表示のみ

「ゴリラのガッツポーズ」型のイネを前に、ガッツポーズを決める丸尾正志さん(依田賢吾撮影)

農薬代・肥料代が3万円安い

「元肥に一発肥料入れて、穂肥振って実肥も振って。夏には『ウンカが出た』って薬をまいて、秋には毎年できすぎて倒伏する。うまくいけば反収10俵とれるっていうけど、そんな栽培はあかんでしょ」


ウクライナ戦争、日本農業への影響

需要拡大、食料安全保障の面からも 今こそ、国産小麦を増産する時だ

吉田行郷

ロシア・ウクライナは重要な輸出国 両国とも世界5指に入る小麦輸出国(ロシアは21〜22年度世界1位)で、両国で世界の全輸出量の3割程度を占める。ただし、日本ではアメリカ、カナダ、オーストラリアの3国からの輸入がほとんどを占める。

2021年産は2030年の目標まで到達

 国際価格の上昇に加えて、主要輸出国であるロシア・ウクライナ情勢の変動もあって、国際的な小麦の需給動向への関心が高まっている。他方、コロナ禍で米の需要が引き続き減少を続ける中、日本麺(うどんなど)や中華麺、ホットケーキミックス粉などの小麦製品の家庭内需要が、一時大きく拡大して注目された。


ここが変だよ 日本の有機農業(第5回)有機農業の独立した体系的法律がない

西尾道徳みちのり

有機の酒類や薬草類を網羅せず

 日本には、有機農業に関する独立した体系的法律がない。アメリカやEUは有機農業に関する規則を独立した法律にしている。しかし、日本はそうでないのだ。

読み方案内

8月号の主な記事(予告)7月5日発売

あっちの話こっちの話

  • お酢散布でアオムシも減った!?――山梨から
  • モモの二重袋のビックリな使い方――長野から
  • 園地地図で風方向を把握、せん孔細菌病対策――長野から
  • 土着の光合成細菌を集めて培養――鳥取から
  • 梅の「タネポカリ」で熱中症対策――栃木から

農文協出版案内