2022年7月号のイチオシ「あの厄介な雑草とのたたかい方」
巻頭特集
クズ大問題 まるでグリーンモンスター
山を覆い、すごい勢いで畑に侵入。つるでミカンに絡みついて枯らす。ブドウの棚に巻き付いて、雪が積もれば棚ごと崩壊。他の人の農地に侵入して、迷惑をかける……。まさに、やりたい放題! 最近はその手の付けられなさから「グリーンモンスター」とも呼ばれているそうな。
コスト減らしには断然への字!
井原さんのお膝元でへの字稲作(上)元肥も、防除も、除草剤もぜーんぶやめた
兵庫県たつの市・丸尾正志さん
◆マークは本誌124ページに用語解説あり
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農薬代・肥料代が3万円安い
「元肥に◆一発肥料入れて、穂肥振って実肥も振って。夏には『ウンカが出た』って薬をまいて、秋には毎年できすぎて倒伏する。うまくいけば反収10俵とれるっていうけど、そんな栽培はあかんでしょ」
ウクライナ戦争、日本農業への影響
需要拡大、食料安全保障の面からも 今こそ、国産小麦を増産する時だ
吉田行郷
2021年産は2030年の目標まで到達
国際価格の上昇に加えて、主要輸出国であるロシア・ウクライナ情勢の変動もあって、国際的な小麦の需給動向への関心が高まっている。他方、コロナ禍で米の需要が引き続き減少を続ける中、日本麺(うどんなど)や中華麺、ホットケーキミックス粉などの小麦製品の家庭内需要が、一時大きく拡大して注目された。
ここが変だよ 日本の有機農業(第5回)有機農業の独立した体系的法律がない
西尾道徳
有機の酒類や薬草類を網羅せず
日本には、有機農業に関する独立した体系的法律がない。アメリカやEUは有機農業に関する規則を独立した法律にしている。しかし、日本はそうでないのだ。
読み方案内
あっちの話こっちの話
- お酢散布でアオムシも減った!?――山梨から
- モモの二重袋のビックリな使い方――長野から
- 園地地図で風方向を把握、せん孔細菌病対策――長野から
- 土着の光合成細菌を集めて培養――鳥取から
- 梅の「タネポカリ」で熱中症対策――栃木から
農文協出版案内
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