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特集 芽と根と菌の力がみなぎる 野菜つくりの裏ワザ2026(2026年4月号)読みどころ

トビラ

芽と根と菌の力がみなぎる 野菜つくりの裏ワザ2026

異常気象に強い、病害虫にやられない、いっぱいとれる、どこでも植えちゃう……農家ならではの自由な発想で生み出した「ビックリ栽培」の数々。常識はずれではあるのですが、野菜の力を存分に引き出すワザ満載です。

ポットごと置くだけ栽培

ひとつめはスイカの「ポットごと置くだけ栽培」。ガチガチに締めた土に、廃品の穴あきビニールを敷き詰めた育苗床跡地をそのまま活用、定植は苗をポンと置いておしまい。植え穴もあけず、ポットを外しさえしません。すると、根がポットの底から飛び出し、ビニールの穴を通過。地下に潜るのでなく、地表を這うように伸びていきます。ほぼ、ほったらかしで、甘くてシャキシャキの果実がいくつもとれます。

特集
育苗床に敷いた透水ビニールの上にスイカの苗を置く。「根っこの生命力を信じて スイカのポットごと置くだけ栽培(久保田喜隆)」より

スイカにとってはさぞかし過酷な状況……と思いきや、本人(スイカ)に尋ねると、

「ビニールと土の隙間は誰にも邪魔されないスイートルームみたいな空間だったよ」

とのこと。

このように各記事で「野菜の声」が聞けるのも、今回の特集の目玉です。

わき芽の力を信じなよ

「わき芽の力を信じなよ」コーナーでは、モロヘイヤの「ひざ下仕立て」を紹介。

通常、モロヘイヤは枝先収穫を繰り返しますが、それだと草丈が日に日に高くなり、こんもり茂りすぎてしまいます。しかし、ひざ下切り戻し収穫(収穫と同時に強せん定)なら、株をコンパクトに保ち、日当たりや風通しがよくなり、太くて立派なわき芽が次々と出てきます。

オクラの「わき芽出し栽培」の記事では、新事実(?)が判明。花が落ちた直後の早い段階で葉かきをすると、オクラが危機感を抱くせいか、すぐにわき芽(側枝)を出して光合成不足を取り戻そうとします。枝数が増えるぶん、収穫量は3倍。

特集
ハクサイの芽かき。「ハクサイでもできた!わき芽収穫で1株2個どり」(熊谷孝敏)より

菌とつながりゃ肥料はいらない

「菌とつながりゃ肥料はいらない」コーナーでは、いま話題の「菌ちゃん農法」を北海道の大規模プロ農家が本気で実践。

また、94歳の超ベテラン農家が去年発明した「菌箱栽培」も見事です。イネの育苗箱でつくった枠に落ち葉や竹を詰めてピーマンを栽培したところ、猛暑をものともせず、翌年2月まで枯れずにとれ続けたといいます。

塩ビ管、コンテナ、土のう袋でも大丈夫

最後に「塩ビ管、コンテナ、土のう袋でも大丈夫」コーナーでは、小さな庭で「塩ビ管栽培」、倉庫の屋上で「コンテナ栽培」(下)など、空きスペースを活用できて、作業もラクで、いいものがとれる野菜づくりのアイデアを集めました。

特集
倉庫の屋上(84㎡)にコンテナ約400 個(200 セット)がズラリッ。「倉庫の屋上でコンテナ栽培」(木原英雄)より

思わず「さすが農家!」とうなってしまう、裏ワザ満載の特集です。

その他の巻頭特集以外のコーナーも見どころ満載です。タイトルだけですが、一部ご案内します。

🟢【みんなで農!】キュウリってね、摘心すると実が太る、節も増えるんですよ

🟢【稲作・水田活用】菌いっぱいの培土で病気に負けない苗づくり

🟢【野菜・花】高温時代の夏秋トマト 幼苗定植の強い根を活かす

🟢【果樹】脱・購入花粉 果樹の受粉はこれでバッチリ

中国産花粉は相変わらず入手難、国産花粉も価格高騰が止まりません。今こそ、購入花粉いらずの受粉技術を身に付けたい。

特集
リンゴの花に顔を突っ込み、花蜜と花粉を集めるマメコバチ(依田賢吾撮影)

🟢【山・特産】マタタビが売れる!

🟢【畜産】平飼い卵の値段の決め方

・35円 エサの自給で経費を抑える」(川井大輔)

・「60円 相場より少しだけ安く」(山口命)

・「100円 飼い方の理念を知ってもらう」(川尻哲郎)

🟢【くらし・経営・地域】アク抜きなしで山菜貯金/特定技能外国人とアジア野菜栽培

小谷村で5月頃にとれる山菜
小谷村で5月頃にとれる山菜。「アク抜きなしで、なんでも山菜貯金」(新井登志子)より

現代農業 2026年4月号

特集:芽と根と菌の力がみなぎる 野菜つくりの裏ワザ2026

定価
1,100円 (税込)

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