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2022年2月号のイチオシ「品種選び大特集」

コロナで通販利用が急増。
若者だけでなく、シニアだってSNSを使う時代。
これまで伝えきれなかった個性的な品種の魅力を 新しいツールでアピールし、売り上げアップにつなげる。

インスタ、メルカリ、個人直売 売り上げ倍増! える品種

インスタグラム→個人直売所
「映える野菜」でワクワクが止まらない

神奈川・久保美幸

動画が、ルーラル電子図書館でご覧になれます。

筆者。田邉農園の5代目。畑を継いで6年目(編)

メジャーな野菜ばかりだと売り上げが伸びない

 2016年に亡くなった父のあとを継いで農業を始めました。現在はおよそ10aの畑で年間約50品目、150品種の野菜を栽培し、自分の直売所で販売しています。

 1年目はメジャーな野菜のみ20品種程度しかありませんでした。祖父の代からの常連さんは来店していたものの、同じ品目ばかりが並び、また、販売できない期間も多々ありました。メジャーな野菜だけだと新規のお客さんがなかなか増えず、これ以上売り上げが伸びないと感じました。また、常連さんが買う野菜はだいたい決まっていて、ナスばかり売れて、ピーマンだけ残るなんて日もよくありました。


有機農業に向く品種

無施肥でやってみて、育った品種、育たなかった品種

長野・神崎辰哉

筆者(39歳)

古い品種が結構合っている

 脱サラ・就農して3年目。ブルーベリーを無農薬で栽培し、観光農園を運営しています。自家消費の野菜などは、基本的に無肥料無農薬の自然農法的な育て方をしています。

 F1品種なども育てることがありますが、多くは化学肥料と農薬の使用を前提として育種されていると思います。自然農法的な育て方をすると、初期生長が悪くなるなどミスマッチが起こってしまい、ポテンシャルを生かしきれていないように感じます。固定種で少し昔の品種のほうが私の栽培にはなじみやすいので、最近は古い品種を選んでいます。


タネごと食べられるスイカたち

話題沸騰! 小玉のピノガール&中玉のぷちっと

神奈川・鈴木清道

筆者(44歳)。スズカク農園代表

 当農園は神奈川県三浦市に代々続く農家で、耕作面積は1.7haほどです。数年前までは市場出荷が主で、同じ品種のスイカを大量に栽培していました。しかし、近年少しずつ直接販売するようになり、口コミで農園までスイカを買いに足を運んでくださるお客さんも増えてきました。感想を直に聞くことができるので、お客さんにさらに喜んでもらえるスイカを!という思いで栽培に取り組んでいます。


【新連載 ここが変だよ 日本の有機農業】

二つの有機農業

西尾道徳

筆者のweb連載。国内外の農業環境に関する論文やニュースを、独自の視点を交えながら解説。農文協のホームページ上で、現在は毎月1本のペースで記事を掲載。2004年にスタートし、記事数は378に上る(21年11月現在)。すべて無料で読める。 https://lib.ruralnet.or.jp/nisio/

 私は2004年から農文協のルーラル電子図書館に「環境保全型農業レポート」を連載している。国内外の農業環境に関するテーマを自主的に選定して、無償で執筆している。有機農業についても、研究論文や法律から関係する記事を多数紹介し、それらをベースにして19年には農文協から『検証有機農業 グローバル基準で読みとく理念と課題』を出版した。384ページで税込6600円と少々高くなり、読者数は多くない。

 そこで、今回はより多くの人々に読んでいただけることを願いつつ、新たに連載を始めさせていただく。


読み方案内

3月号の主な記事(予告)2月5日発売、編集後記

今月の立ち読みPDF

あっちの話こっちの話

  • ブルーベリーの品種売りでファン獲得――福島から
  • モミガラくん炭培土なら苗箱の重さ半分以下――岡山から
  • イナワラとEM菌で炭酸ガスを確保――愛知から
  • セリのカモ害に、カーンカーンとししおどし――宮城から
  • 冷水で目洗い、老眼撃退――和歌山から

農文協出版案内