栽培のコツ 肥料・土づくり 大注目の農業資材4選。バイオスティミュラントを作ってみよう! 2025-04-16 今世界中で大注目の農業資材「バイオスティミュラント」。直訳すると「生物刺激剤」のこと。腐植質、海藻、アミノ酸、鉄、ビタミン、微生物資材などまで幅広く、いわゆる肥料でも農薬でもなく、植物になんらかの刺激を与えて収量・品質をよくする資材です。例えば、光合成細菌や酢、酢酸カルシウム、タンニン鉄などもバイオスティミュラント。この特集では、自分で作れるバイオスティミュラントについて、その作り方をわかりやすく解説します。 酢酸カルシウムの作り方 作物の夏バテ、「カルシウム欠乏」を改善してくれる酢酸カルシウム。水に溶けやすく、植物が養分として吸収しやすいそう。卵の殻と食酢でつくることができます。 「酢酸カルシウム」の作り方を見る 光合成細菌の作り方 田んぼやドブ川などに暮らす光合成細菌。作物の増収や生育促進、品質向上効果などがあるといわれる、スペシャルな細菌です。光合成細菌は「元菌」が市販されていますが、けっこう値が張ります。農業用に使用するなら予め増やしておきましょう。 「光合成細菌」の作り方を見る タンニン鉄の作り方 自然界では循環しにくい鉄分を、植物が吸収しやすいようにしたのが「タンニン鉄」です。お茶などに含まれるタンニンと鉄を反応させて、植物が鉄分を吸収しやすいようにした液体です。 「タンニン鉄」の作り方を見る フルボ酸の作り方 腐植土を原料とする資材「フルボ酸液」は、土の団粒化や根張り強化、発根・発芽の促進など、さまざまな効果が期待できるそうです。フルボ酸を抽出した液体資材は高価ですが、ペレットを購入し、自分で曝気すれば大量に作れます。 「フルボ酸」の作り方を見る バイオスティミュラントの使い方については、2024年8月号「 激夏を迎え撃つ 農家の液体資材」2024年10月号「手作りバイオスティミュラント!? 作物の力を引き出す果物液肥」などで詳しく紹介されています。ルーラル電子図書館に登録すると、現代農業のバックナンバーから好きな記事を検索して読むことができます。 ルーラル電子図書館は、年額制の有料会員向けサービスです。7日間使い放題のおためしキャンペーンも実施中です。 ルーラル電子図書館の会員になると… 便利な検索機能で、『現代農業』の過去の記事が読み放題 動画で農機具のメンテや栽培のコツを分かりやすく解説 豊富な写真から、園地で病害虫をサッと特定、 登録農薬もすぐわかる 利用期間中は、雑誌『現代農業』が毎号サービス。郵送でお届けします 農文協のオンラインストア「田舎の本屋さん」の年会費がサービス ルーラル電子図書館についてもっと詳しく見る Tags: 猛暑, バイオスティミュラント, 高温, 環境ストレス, 根張り, 手作り, 病害虫, 防除, 干ばつ