今きてる! ブロッコリーづくりを10倍楽しむ方法
生産量も消費量も右肩上がりで、指定野菜にも仲間入りすることになった、ノリに乗っているブロッコリー。そんな野菜を上手につくって、じゃんじゃん稼ぐワザに迫ります。
直売所にブロッコリーは外せない
宮城県の直売所名人、佐藤民夫さん(73歳)は、お客さんから人気があって、自分の身体に負担がかからない作物として、「ブロッコリーは外せない」といいます。栽培にはあまり手をかけていないのに、品薄の時期をねらって、人の顔より大きなものを収穫するので、毎日バカ売れ。佐藤さんの計算によると、時給2500円にもなるそうです。
収量を倍増させるつくり方
栽培コーナーでは、「強化型スーパーセル苗」で定植時期を遅らせて人が出さない時期に売る方法、「2倍密植栽培」で労力や資材代を半減させつつ収量を倍増させる方法など、農家の工夫が詰まった「へぇー、さすが!」なつくり方を紹介。
また、ブロッコリーをこよなく愛する研究者が解説する記事「ブロッコリーの一生と作型」は植物としての生態に突っ込んでいて、読みごたえがあります。
タネ屋さんおすすめの品種は?
品種コーナーでは、『タネ屋がこっそり教える 野菜づくりの極意』(農文協)の著者、市川啓一郎さんが登場。「育てやすい、ごくうまブロッコリー」をいくつも挙げてもらったなかで、一番のおすすめは新品種の「えのきブロッコリー」です。包丁で1回カットするだけでちょうどいい大きさのスティック状のブロッコリーに小分けできる、ユニークな特徴を持っています。
「黒すす病」を防ぐ
病気コーナーでは、近年産地で大問題になっている「黒すす病」に注目。どんな病気なのか、なぜ被害が増えているのかを研究者に教えてもらい、品種で対抗する方法や納豆菌で防ぐ方法など、現場の声も掲載しました。
ブロッコリーは捨てるところなし!のレシピ満載
締めは、ブロッコリーを大規模につくる生産者がSNSに投稿して、大バズりしたというネタ。花蕾だけでなく茎や葉も使う「ブロッコリーは捨てるところなし!のレシピ」など、今すぐ試してみたくなる食べ方が満載で、消費者にアピールすれば売り上げアップにつながるかもしれません。
プロ農家から菜園初心者まで、みんなでブロッコリーづくりの面白さをシェアできる特集です。
その他のコーナーも見どころ満載です。タイトルだけですが、ご案内します。
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