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〈宮崎から〉やっかいなヤマビルはにがり靴下でシャットアウト

農文協の職員が、全国の農家・農村を訪ね歩く中で集めたホットな話題をご紹介します!

やっかいなヤマビルはにがり靴下でシャットアウト
やっかいなヤマビルはにがり靴下でシャットアウト

 北浦町三川内《みかわうち》は山に囲まれた土地。五~六年前からシカが人里に下りてくるようになり、それにともなって人の血を吸うヤマビルが畑に出るようになりました。温暖化の影響か、冬でも見かけることがあるそうです。

 自家用野菜をつくる内田元子さんの畑でも、ヤマビルが出ることがあるそうですが、対策は万全。なんでも、履き古しの靴下とにがりだけでヤマビル除けができるそうです。かかとから下を切り落として円筒状にした靴下を、長靴の上から装着。畑に行く際、そこに霧吹きでにがりの原液を吹きかけるだけです。

 ヤマビルはナメクジと同じで塩分を嫌うため、こうしておくと長靴より上には這い上がれないそうです。

 「草の中や湿気があるところに潜んでいて、どこにいるかわからない。だから、予防が大事なの」と内田さん。にがりの代わりに濃い塩水を使っても効果があるそうです。

*月刊『現代農業』2016年10月号(原題:やっかいなヤマビルはにがり靴下でシャットアウト)より。情報は掲載時のものです。