農家のくらし知恵袋 くらし記事一覧 【作業がはかどるのらウエア1】ちょこっと縫うだけ 髪の毛ふんわり手ぬぐい頭巾 2023-04-18 日々の農作業に欠かせない頭巾、帽子、もんぺ、腕カバーなど、農家がつくった「のらウエア」。そのつくり方、使い方を現代農業のなかから一部ご紹介します! 編集部 手ぬぐい頭巾をかぶったところ。写真は麻の葉模様の手ぬぐい 私が学生の時にアルバイトをしていた農家に教えてもらったのが、女性にもかぶりやすい手ぬぐい頭巾。ちょこっと縫うだけで、じつに具合よくかぶれるのです。 以前は手ぬぐいをそのまま頭にまいて、うしろでギュッと結んでいました。ビシッととまってズレないし、気合いは入ります。でも外したあとは髪の毛もペッタンコ。 この手ぬぐい頭巾だと顔のまわりがビタッとくっつかず、少し浮いているのでちょっとした日除けになり、前髪もつぶれません。それでいてずれることもなく、しっかり止まります。後ろの髪の毛もふわっと包めて形よくまとまります。ふつうの手ぬぐいでは頭のうしろが覆いきれず、ぽっかりあいて髪の毛が出てしまいますが、この手ぬぐい頭巾だとすっぽり覆えるのもいいところ。 ふつうの手ぬぐい ぽっかりあいてしまう 手ぬぐい頭巾 手ぬぐいをしたうしろ姿。手ぬぐい頭巾はうしろが開かず、すっぽり包める 気に入ったので何枚も作りました。しかも最近流行りのおしゃれな高級手ぬぐいではなく、安い定番柄のものや農家からもらった○○商事と名前が入ったようなものばかりで。 いろいろつくってみてわかったのは、絵柄のあるものや表裏がはっきりしているものより、右ページの大きな写真のような全面のパターン模様のもののほうがすてきな頭巾になりやすいということ。折って縫ってしまうので絵柄を表にうまく出せない場合もあるからです。私のお気に入りは麻の葉模様です。 つくった手ぬぐい頭巾、三種 手ぬぐい頭巾の作り方 *月刊『現代農業』2013年5月号(原題:ちょこっと縫うだけ 髪の毛ふんわり手ぬぐい頭巾)より。情報は掲載時のものです。 種まきびとの ちくちくしごと 早川ユミ 著 切るのも縫うのもだいたいで、工作のように楽しくちくちく。洋裁の知識がなくても、畑や台所で役立つ服が型紙なしでつくれます。野良シャツやもんぺ、柿渋染めエプロンから、子ども服や肌着、かばんまで29種掲載。 Tags: 野良着, 頭巾, 手ぬぐい, DIY