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(三重から)葉物野菜がぐんぐん伸びる発酵タケノコ液肥

農文協(現代農業を発行している会社)の職員が、全国の農家・農村を訪ね歩く中で集めたホットな話題をご紹介します!

タケノコ

 前に「発酵カルシウム」を誌上で紹介してくれた津市の川原田憲夫さんに、今度は発酵タケノコ液肥の作り方を教わりました。

 材料のタケノコは、採り遅れで大きくなったものでも何でもいいそうです。皮をむいて乱切りにしたら300lのタンクいっぱいに詰め、すぐにヨーグルト400gと糖蜜30lを投入。その後に水をひたひたになる程度に注ぎ、日陰で4カ月保管。ひと夏を越し、いい香りがしてきてタケノコが下に沈んだら完成です。

 布で濾した液を基本1000倍に薄めて使います。生長ホルモン(オーキシン)が促進されるのか、葉物野菜の生長点に散布すればぐんぐん大きくなるそうです。

 「みんながこれをつくれば放置竹林も減っていくと思うんだよね」と川原田さん。発酵タケノコ液肥は発酵カルシウムとの相性もよく、うまく組み合わせると、暑さ寒さの生育限界温度を超えても元気に生長できるようになるそうです。

*月刊『現代農業』2020年5月号(原題:葉物野菜がぐんぐん伸びる発酵タケノコ液肥)より。情報は掲載時のものです。