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(岡山から)ブドウ新芽の天ぷらは春の味

農文協(現代農業を発行している会社)の職員が、全国の農家・農村を訪ね歩く中で集めたホットな話題をご紹介します!

ブドウ

 吉備中央町のブドウ農家・森田光子《てるこ》さんは、芽かきで取ったブドウの新芽を天ぷらにして食べています。

 新芽は4月上旬、大きさが約3~5cmで、小さな葉が2~3枚ほどついた時期にかいたものを使います。芽は伸びると硬くなるので、これくらいの大きさの頃が軟らかくておいしいのだそうです。洗って衣をつけて、葉っぱごと揚げるだけ。できあがった天ぷらは、さっぱりとした酸味が爽やかで、ブドウの香りがほんのり鼻に抜けるのだとか。

 森田さんの家では、新芽の天ぷらが毎年の恒例行事。食べると「春が来たな」と実感するそうです。ブドウ農家しか味わえない旬の恵み、うらやましいなと思いました。

*月刊『現代農業』2022年5月号(原題:ブドウ新芽の天ぷらは春の味)より。情報は掲載時のものです。