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2021年12月号の読みどころ

ゲリラ豪雨、2カ月近い長梅雨、 線状降水帯― 近頃は「異常気候」が 「通常」になってきた。 折しも、低米価のために 水田転作への圧は高まっている。 こうなると、物を言うのが 明渠・暗渠などの排水対策。 新顔の縦穴も加えて― 大雨・長雨・雪解け水、 何でもござれ!

巻頭特集

大雨に、転作に、排水改善大作戦 明渠・暗渠・縦穴掘り

縦穴、長野でさらに流行中!

長野市・相沢耕市さん、阿部惣一さん

写真右:背負いのバッテリー。重量は4.9kg(オーガ本体は5.5kg)。専用充電器で4〜5時間で充電できる 写真左:バッテリー式オーガ「e-pro AG-101」(カーツ社)。約30万円。音がすごく静か。ドリルは5cm径と10cm径の2本を所有

「軽くてね、静かでしょ。エンジン式に比べて振動も少ないし……いいんですよ」

 長野市松代町、丸ナスが鈴なりになった小さな畑で、相沢耕市さん(68歳)は語る。相沢さんは3月号の表紙にも登場したキク農家。2020年は長雨で周囲が湿気によるセンチュウ害に悩む中、事前に畑に縦穴を掘っていたため、被害はほとんど出なかった。その際は指導機関が用意した実演用のエンジンオーガを使ったが、このたび、念願のマイオーガを手に入れたのだという。それも、ちょっとお高いバッテリー式のオーガなんだとか。

フレコンバッグから直接投入 超効率的モミガラ暗渠施工

茨城県龍ケ崎市・(有)横田農場

クレーン兼用のバックホーでモミガラ入りのフレコンを吊り上げ、モミガラを排出しながら溝の脇を走行。棒などを使って均一に詰め、暗渠管が地面に触れないようにする

 茨城県龍ケ崎市で約165haの圃場を管理する横田農場は、毎年秋〜冬に暗渠を自主施工している。新しく借りた圃場や排水性が極端に悪い田んぼを中心に、昨シーズンは総距離5kmもの本暗渠を入れた。本誌では作業効率化のプロ集団としておなじみの横田農場、暗渠施工ではどんな効率化があるのだろう――。

◆その他のコーナーも見どころ満載です。タイトルの一部をご案内します。

・低い畑も怖くない! 「明渠+縦穴」の排水力

・70年間現役!? 孟宗竹暗渠

・自家製粉の米粉が売れる!学校給食で年2t以上のヒット

・タネ屋が教える 冬越し野菜のお悩み相談 ホウレンソウ編

・早生ミカンの枝ごと収穫

・ナラ枯れをゼロに 枯れる前にすべて切って使う

・コンクリート廃材で放牧地のぬかるみを解消

・ハウスフィルムを張る&片付ける さえたやり方

・意外と「和」に合うカリーノケールの食卓レシピ

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