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(栃木から)卵の薄皮が人工皮膚に!?

 那珂川町に住む柴山文夫さんから、面白い話を教えてもらいました。擦り傷ややけどをしたときなど、ふつうは絆創膏や傷パッドなどを貼りますが、柴山さんは変わったものを貼っています。聞いてみると、なんと生卵の薄皮(殻の内側にある薄い膜)でした。「この薄皮が、人工皮膚になるんだ」と柴山さん。

 やり方は簡単、生卵を割って薄皮をはがしたらすぐに、洗って消毒しておいた患部を覆うように貼ります。5~10分もすると乾いて白くなり、傷面にくっついてそのまま1週間ほどとれません。そして患部が治癒したころ、まるでカサブタがはがれるようにこの膜もペロッと取れます。

 30年ほど前に近所のおばちゃんから教わって以来、柴山さんはずっとこの方法で治してきたとのことです。

*月刊『現代農業』2021年9月号(原題:卵の薄皮が人工皮膚に!?)より。情報は掲載時のものです。