2022年4月号のイチオシ「野菜も果樹も自由自在 接ぎ木虎の巻」
巻頭特集
1本の樹でカンキツ100品種! 多品種接ぎ木で、楽しみすぎ果樹
埼玉・宮原恒紀
小面積で550品種
岩手県の九戸郡野田村という小さな村に生まれ、青森県八戸市の学校を卒業後、東京の測定器メーカーに就職しました。工場があった埼玉県行田市に住むことになり、現在に至っています。
軽くてラク!なくん炭育苗で失敗しないコツ
くん炭8割でもムレ苗なし カギは水を切らさないこと!
新潟・川瀬雄介
◆マークは本誌148ページに用語解説あり
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2ハウス分廃棄の大失敗!
私が就農した頃は、秋に三角形の小型くん炭器で◆モミガラくん炭をやき、赤土に混ぜ込んで、育苗用の◆床土を作っていました(◆覆土はずっと粒状培土)。しかし、やけるくん炭の量が限られていたため、当時の割合は体積比で赤土7:くん炭3。赤土だけよりは軽いものの、育苗枚数が多いと腰が……。若いとはいえ、田植えが終わる頃まで腰痛が治まりませんでした。
大規模法人 手探りで業務用ブロッコリーを始める
石川県白山市・(有)安井ファーム
◆マークは本誌176ページに用語解説あり
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ブロッコリーに追い風が吹いている。
ここ10年ほどで、農家の作付面積も1世帯当たりの年間購入量も右肩上がりの2割増。外食や総菜、学校給食、冷凍食品などの業務用でも、輸入品ではなく国産品を使いたいという要望が高まっている。
収量アップ、安定供給への機運が高まるブロッコリーの生産現場で、そのやりがいや課題を探ってみたい。
脱、外国人頼みの人手確保
農家6人で「特定地域づくり事業協同組合」を立ち上げた
青森・山本又一
2020年農林業センサスによると、基幹的農業従事者は136万3000人で(うち7割を65歳以上が占める)、5年間で22%も減ったという。頼みの綱だった外国人技能実習生も新型コロナで入国できず、農家の人手不足はいよいよ深刻だ。そこに登場した制度が「特定地域づくり事業協同組合」(本誌p290参照)。農家の評判は上々である。
ここが変だよ 日本の有機農業(第3回)有機農業の基本は輪作である
西尾道徳
輪作重視が世界のスタンダード
コーデックス委員会はガイドライン(各国の有機農業の法律が最低守るべき事項)で、①生産の原則として、必要に応じて適切な輪作計画により、マメ科植物や緑肥植物または深根性植物を栽培する、②堆肥またはそれ以外の有機資材を土壌へ施用することにより、土壌の性質や生物機能の活性に由来する農地の生産力の維持・増進を図るべきであると記している。
読み方案内
今月の立ち読みPDF
あっちの話こっちの話
- サトイモ逆さ植えを確実に成功させる方法――福島から
- お風呂の残り湯でアブラムシ除け――福島から
- モミガラと寒冷紗で軟らかいホワイトミョウガタケ――岡山から
- ヨモギ座布団、愛用者拡大中――島根から
- 竹の貯金箱ならお金が貯まる!?――鹿児島から