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2022年4月号のイチオシ「野菜も果樹も自由自在 接ぎ木虎の巻」

野菜の苗づくりに果樹の品種更新。
接ぎ木をマスターすれば、作物と自由自在に付き合える。
農業がもっと楽しくなる。

巻頭特集

1本の樹でカンキツ100品種! 多品種接ぎ木で、楽しみすぎ果樹

埼玉・宮原恒紀

取材時の動画が、ルーラル電子図書館でご覧になれます。

筆者(73歳)。庭の片隅にあるカンキツ樹。小さな樹だが100品種接ぎ木してある(p102の図も参照)(写真はすべて依田賢吾撮影)

小面積で550品種

 岩手県の九戸くのへ郡野田村という小さな村に生まれ、青森県八戸市の学校を卒業後、東京の測定器メーカーに就職しました。工場があった埼玉県行田市に住むことになり、現在に至っています。


軽くてラク!なくん炭育苗で失敗しないコツ

くん炭8割でもムレ苗なし カギは水を切らさないこと!

新潟・川瀬雄介

マークは本誌148ページに用語解説あり
マークのついた用語にマウスカーソルを合わせると、用語解説が表示されます(PC表示のみ)。

筆者(36歳)。就農15年目で、(株)川瀬農園代表。もち品種「わたぼうし」とコシヒカリを中心に、水稲約30haを生産。育苗枚数は6000枚ほど

2ハウス分廃棄の大失敗!

 私が就農した頃は、秋に三角形の小型くん炭器でモミガラくん炭をやき、赤土に混ぜ込んで、育苗用の床土を作っていました(覆土はずっと粒状培土)。しかし、やけるくん炭の量が限られていたため、当時の割合は体積比で赤土7:くん炭3。赤土だけよりは軽いものの、育苗枚数が多いと腰が……。若いとはいえ、田植えが終わる頃まで腰痛が治まりませんでした。


大規模法人 手探りで業務用ブロッコリーを始める

石川県白山市・(有)安井ファーム

取材時の動画が、ルーラル電子図書館でご覧になれます。

マークは本誌176ページに用語解説あり
マークのついた用語にマウスカーソルを合わせると、用語解説が表示されます(PC表示のみ)。

出荷前の業務用ブロッコリー。茎は不要なので、花蕾だけにしてある(写真はすべて田中康弘撮影)

 ブロッコリーに追い風が吹いている。
 ここ10年ほどで、農家の作付面積も1世帯当たりの年間購入量も右肩上がりの2割増。外食や総菜、学校給食、冷凍食品などの業務用でも、輸入品ではなく国産品を使いたいという要望が高まっている。
 収量アップ、安定供給への機運が高まるブロッコリーの生産現場で、そのやりがいや課題を探ってみたい。


脱、外国人頼みの人手確保

農家6人で「特定地域づくり事業協同組合」を立ち上げた

青森・山本又一

組合の従業員たちに作業を説明する筆者。2haで果樹を栽培し、市場や直売所、インターネットなどで販売する

 2020年農林業センサスによると、基幹的農業従事者は136万3000人で(うち7割を65歳以上が占める)、5年間で22%も減ったという。頼みの綱だった外国人技能実習生も新型コロナで入国できず、農家の人手不足はいよいよ深刻だ。そこに登場した制度が「特定地域づくり事業協同組合」(本誌p290参照)。農家の評判は上々である。


ここが変だよ 日本の有機農業(第3回)有機農業の基本は輪作である

西尾道徳みちのり

ノーフォーク式輪作(17世紀後半から) イギリスの伝統的輪作体系で、家畜の牧草として育てる赤クローバのチッソ固定で土壌中のチッソが増え、飼料カブの導入によって冬期の家畜飼育が安定。土壌に還元する家畜糞が潤沢にあるため土壌へのチッソ供給量が増えて、ムギ類の単収が向上した。

輪作重視が世界のスタンダード

 コーデックス委員会はガイドライン(各国の有機農業の法律が最低守るべき事項)で、①生産の原則として、必要に応じて適切な輪作計画により、マメ科植物や緑肥植物または深根性植物を栽培する、②堆肥またはそれ以外の有機資材を土壌へ施用することにより、土壌の性質や生物機能の活性に由来する農地の生産力の維持・増進を図るべきであると記している。

読み方案内

5月号の主な記事(予告)4月5日発売

今月の立ち読みPDF

あっちの話こっちの話

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