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特集 高温時代の米つくり 超きほんのき(2026年1月号)読みどころ

トビラ

高温時代の米つくり 超きほんのき―ちゃんととる たくさんとる 2026

2025年秋、米の概算金は「令和の米騒動」の影響でビックリする高値となりました。ところが一方、近年は異常気象や夏の暑さによって、米の収量や品質が下がっているという話も聞きます。そこで今回、燃える気持ちが空回りにならないよう、イネのきほんをイチから見直す大特集を組みました。

米騒動は農家のやる気に火をつけました。うちの田んぼ、もっとちゃんとつくりたい、米をとりたい、イネのことをもっと知りたい――といった声が、この秋、編集部にたくさん届きました!「これまで田んぼに力が入らない時期も多く~(中略)~26年は穂肥をさらに増やして、米価が下がっても勝負したい。希望が出てきました」(岡さん)

「追肥型稲作」がキー

特集は愉快な2人のキャラクター、祖父「へのじい」と孫「への次郎」のやりとりを軸に進みます。

「元肥をたくさん入れて、苗をたくさん植えたほうがとれるんだよね?」と、への次郎は単純に考えているようす。へのじいは「そんなことしたら過繁茂のヒョロヒョロイネになって、品質も収量も落ちるぞい。倒伏だって起こる」と厳しい顔です。へのじいによると、キーワードとなるのは「追肥型稲作」なんだとか。

象徴的な事例が新潟のホープイン中沢のイネつくりです。近年の猛暑に応じ、元肥を控えて疎植気味にし、穂肥や実肥をふることで収量が向上しました。周囲で倒伏イネが続出する中でも、倒さず、品質のいいものが安定してとれています。

稲作では、元肥で初期に茎数を確保することが大事だと考えられがちですが、じつはそれだとムダが多く、不健全なイネになりがち。中干しで無理やり穂数を制限したり、生育がよすぎて葉色もさめず、穂肥が打てなくなって後半夏バテしたり。とくに、チッソが発現しやすく生育が進みやすい高温時代こそ、ホープインのような「追肥型」が合ってきているんです。その理由を大ボリュームの「講座」(1月号p48~)でわかりやすく解説します。

祖父「へのじい」と孫「への次郎」のやりとりによる「講座」形式で楽しく学べる。イネつくりのきほんから見直してみよう!

「元肥一発肥料」の最新情報

とはいえ、暑い中追肥をふるのは大変―――そんな手間を減らす「元肥一発肥料」についても、メーカーの専門家に詳しく聞いてみました。

「高温で肥料の溶出が10~20日早くなり、後半に肥料切れしている」「イネの生育とずれが生じている」という、衝撃の事実が判明。これを乗り越えるメーカーの工夫に加え、遅効き・穂肥成分多めのオーダーメイド肥料を自分で設計している農家の話(1月号p88、赤羽さん)も紹介しています。

その他の巻頭特集以外のコーナーも見どころ満載です。タイトルだけですが、一部ご案内します。

🟢【みんなで農!】ネギってね、土寄せの加減で長くも太くもできるんですよ

🟢【稲作・水田活用】不耕起有機ダイズ栽培実践ガイド 特別編

挑戦者が増えている不耕起のダイズ栽培ですが、無農薬でうまくいっているところはまだまだ少ない状況です。そんななか、ある農家のダイズが、今までで一番いい出来だという話を聞きました。さっそくそのポイントを探るべく、10月下旬に畑を見せてもらいました。

写真は、太陽光パネル下の不耕起ダイズ畑のようす。

🟢【野菜・花】驚異の4~5tどり これがサトイモ名人の実力だ!

取材対象の三好さんは、生育中のサトイモがどうしてほしいのか、察する眼力を養ってきた「作物と話ができる」農家だ。10aあたりの収量は、全国平均で1〜2tのところ、三好さんは4t。多い年は5t。上の写真は、4 月上旬に掘り上げたサトイモ。

🟢【果樹】有機ミカン 「半分丸坊主方式」なら実習生だけでもできる!?

温州ミカンの有機栽培を紹介。有機ミカンのやり方仕方はいろいろあるが、今回は、本誌にたびたび登場している「半分丸坊主方式」の魅力を深掘りした。

🟢【山・特産】日本ミツバチ ハチに優しく、蜜をたくさん採るには?

🟢【畜産】太りすぎずフレームのしっかりした和牛子牛をつくる

🟢【くらし・経営・地域】島の台所から届いたサツマイモレシピ

杵で「かんころもち」をつく(「島の台所から届いたサツマイモレシピ」より)。執筆者が暮らす五島列島・上五島の暮らしにサツマイモは欠かせない。

現代農業 2026年1月号

特集:高温時代の米つくり 超きほんのき

定価
1,100円 (税込)

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