苗は買う派? 自分でつくる派? 手間の都合で今は買ってても、農家ならつくり方は知っときたい。 発芽のさせ方、水やりのコツ、接ぎ木のワザや苗の養生……。 育苗には栽培のきほんがギュッと詰まってる。 自分で上手につくれば、満足な苗が安くたくさん手に入る。 直売所で売れば、巣ごもり需要で引く手あまた!
巻頭特集
農家の教養!? こっそり読もう 育苗&接ぎ木のワザ
福島県北塩原村・佐藤次幸さん
耕作 サトちゃん、そろそろ育苗のシーズンだけど、への字稲作の場合は何に気を付けたらいいのかな? 初期生育は抑え気味にっていうから、田植え後の育ちが悪いヒョロ苗でもよさそうな気が……。
サトちゃん お、鋭いね耕作くん。井原豊さんも「活着の悪い苗が、かえってへの字生育をたどって、ある程度収量がとれることがある」って言ってたらしいのよ。でも、悪い苗だと株ごとの分けつ数が、大株小株とバラバラになるから、多収は絶対できないとも言ってた。やっぱり、収量とるには「ずんぐり健苗」だって主張してたってさ。オレがいつも言ってる通りだろ。エネルギーがある苗なら、活着が早くて疎植でも株ごとの茎数がピシッと揃うし、元肥をより節約できる。とくに、への字稲作みたいに穂を大きくつくって収量をとる方法は、最初が肝心。三つ子の魂百までっていうだろ。太い親茎からは太い分けつが出て、最終的に大きな穂にもつながるってわけよ。
福岡・古野隆雄
アイガモからホウキングへ
およそ30年前、アイガモ水稲同時作を体系化。アイガモは縦横無尽に水田を泳ぎ回り、条間も株間も関係なく除草してくれました。私はアイガモに、有機農業の面白さを教えられました。
和歌山・上山寿一
苗木が枯れるのは乾燥のせい
温州ミカン、不知火、ハッサク、ネーブルなどを2.5ha栽培するほか、ミカンの苗木生産と販売もしています。
3月から定植が始まると、苗を購入した農家から「苗を枯らしてしまった」という失敗談が聞こえてきます。よくあるのが「定植後に雨が少なくて葉が黄色くなった」「改植直前にウネを立てたら、乾燥して枯れた」など。
◆その他のコーナーも見どころ満載です。タイトルの一部をご案内します。
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