茨城県龍ケ崎市・(有)横田農場
「今年(2020年)は10haほど増えたので、160haになりました」と語るのは、横田修一さん(45歳)。社長を務める(有)横田農場は、この面積の田んぼを田植え機1台、コンバイン1台だけで管理している。本誌19年12月号では、その収穫・調製作業に密着取材した記事をお届けし、同農場流の「人を基準とした効率化」の考え方は、規模の大小を問わず読者のご好評をいただいた。
今回は、その春作業編--。
どこに何人充てるのか
横田農場では、「自律分散型」の考え方を基本としている。つまり、上から指示を出されて動く「ピラミッド式」ではなく、職員それぞれが何をすべきか考え、自分の仕事を作り出しつつ、互いに助け合って農場の仕事を進めていく考え方だ。「村の中での『結』に似ていますよね」と、横田さん。めいめいが仕事を自分ごととして考えるからこそ、効率化のアイデアも次々生み出される。
では、実際の人員配置はどうなっているのだろう。横田農場では作業ごとに職員を専属化して、プロフェッショナル性を高めている。この「分業化」は、村の中での結とはまた違う、一経営体としての強みだろう。取材時の人員配置は左の通り。耕耘や田植えなど、時間のかかる作業や1人だと大きく効率が落ちる作業に多く人を割り当て、時間をかけてもいい作業、2人いると手持ち無沙汰な時間ができてしまう作業は、人員を削っている。
昨年の田植えは4月21日~6月17日の約2カ月間。作業を滞りなく回すには、
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