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2023年6月号(特集 : 虫には虫を&菌には菌を)の読みどころ案内

特集

生きものと一緒に仲良く防除

虫には虫を &菌には菌を

近年は抵抗性害虫や耐性菌などが問題となり、農薬が効かなくなってきています。そこで、身近な生きものたちの出番。天敵や有用菌の力を借りて、生物多様性を大事にしつつ、害虫や病気を上手に防ぐ、そんな世界を描きました。

アシナガバチ

「虫には虫を」

カマキリ

「カマキリ農法」に成功した農家が登場。減農薬栽培でオオバがバッタにやられて穴だらけになってしまいましたが、カマキリをせっせと畑に放していたら、見事にきれいな葉を収穫できるようになったそうです。卵を冷蔵庫で保管して、害虫の発生時期に合わせて孵化させる「ずらしカマキリ」という技ありのテクニックもあります。

ヒラタアブ

イチゴ農家が受粉のために利用したところ、ハウス内で繁殖して、幼虫がアブラムシを食べてくれるようになったといいます。

タバコカスミカメ

タバコカスミカメは、去年の6月号でアザミウマやコナジラミをバクバク食べる「期待の星」として注目しましたが、今回の特集でも大活躍。

アシナガバチ、テントウムシ、カエル

アシナガバチはイモムシを、テントウムシはアブラムシを、カエルはカメムシを退治してくれます。それぞれの生きもののページで、リアルでどこか愛嬌のあるイラストをどーんと大きく使っているので迫力満点です。

天敵利用

オクラやピーマンなど、野菜の大産地でも天敵利用が進んでいて、その最前線技術も紹介しました。天敵をいかに呼び込み、いかに居着いてもらうか、どうやって天敵と害虫、ただの虫のバランスをとるか……農薬を減らすことに全力を注ぐ専業農家の努力や執念、熱意が伝わってきます。心底、「虫には虫を」の世界は奥深い!と感じることができると思います。

「菌には菌を」

「菌には菌を」コーナーでは、ヤクルトで乳酸菌を培養しイネの苗立枯病を防ぐ話、大規模野菜農家がえひめAI(納豆菌・乳酸菌・酵母菌)を豪快に散布する話、イチゴのうどんこ病や灰色かび病に米発酵液が効く話などを掲載。

特集に出てくる農家はみんな、楽しそう。その眼差しは生きもの愛にあふれています。

さくいん
作物から、病害虫名から、天敵から、草から 掲載ページが探せるさくいん

その他のコーナーも見どころ満載です。タイトルだけですが、ご案内します。

  • 酢除草 産地でどんどん進化&拡大中
  • ジャンボタニシ 捕獲のアイデア
  • 垂直仕立てで虫がこない!?
  • カンキツのカイガラムシ対策
  • 楽しみ果樹のミニマム防除
  • RACコードでローテーション防除
  • 動噴をうまく使う
  • 農薬を使わないアイデア防除ほか

現代農業WEBから「RACコード一覧表」と「ラベル」がダウンロードできる!

RACコードラベル
編集部からのアンケートに答えると、ローテーション防除にもってこいの「RACコード一覧」と、農薬ボトルなどに貼るときに便利な「ラベル」のPDFデータ(2024年版)をダウンロードできる

→アンケートはこちらから

今月号のイチオシ記事

 2023年6月号の試し読み 

今月号のオススメ動画

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納豆菌散布でニンニクの春腐病をバッチリ防除
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