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2022年6月号のイチオシ「減農薬大特集」

サツマイモ基腐病だけじゃない。
立枯病、根こぶ病、黒腐菌核病……、
土壌病害に立ち向かうには、微生物に活躍してもらうのが一番。
もちろん、地上部の病害にも
おなじみの納豆菌、乳酸菌、酵母菌たちを味方につけよう。
1月号に続く創刊100年、菌活特集第2弾。
菌と仲良くならなきゃ、農薬減らしは始まらない!

菌活で殺虫剤・殺菌剤減らし

ニンニクの有機栽培 自家培養の納豆菌で春腐病を防除

兵庫・藤岡茂也

筆者(右)と息子の啓志郎(七代目藤岡農場代表)。ニンニク5ha(農薬不使用3ha、有機JAS2ha)のほか、水稲「山田錦」9ha(特栽とJAS)・ヒノヒカリ1.3ha(無農薬)、丹波黒大豆4ha(特栽)

殺菌剤に代わるものを

 今から10年ほど前、多可町に新しい特産品をつくろうということでニンニク「たがーりっく」の栽培が推奨され、当農場もJAみのり・加西農業改良普及センターにご指導いただきながら、栽培を始めました。


一歩進んだ石灰防除

イチゴ&キャベツの苗 炭疽病や黒腐病を効率的に防除

福岡・桒野くわの真光

筆者。キャベツとイチゴのほか、イネ約5ha、委託に応じて他の野菜も栽培

少しでも抑えられれば儲けもん

 1967年生まれの55歳。20歳の頃から、福岡県福津市で専業農家をしています。食品会社との契約で寒玉系の加工用キャベツを約5ha栽培、約30aのハウスでは、イチゴ「あまおう」を育てています。


雄バチ巣房トラップでミツバチヘギイタダニ対策

雄バチ巣房専用巣礎枠でダニを減らす

東京・高橋和子

取材時の動画が、ルーラル電子図書館でご覧になれます。

プラスチック製の雄バチ巣房専用巣礎枠(未使用)。巣板と巣枠が一体のタイプ。養蜂器具販売店で1枚700〜800円程度で販売(写真はすべて編集部)

ミツロウでなじませる

 プラスチックでできた雄バチ巣房専用巣礎枠(以下、雄バチ枠)は、雄バチ巣房(働きバチ巣房より少し大きい)に合わせて六角形が型押しされた巣板です。巣箱に入れると、すべて雄バチ巣房が作られます。巣房に蓋がかけられたら取り出して、ダニごと蜂児(蛹)を処分します。


カラー口絵

山間部のミカン ドローン防除の現場を見た

和歌山県有田市・伊藤農園のみなさん
撮影:依田賢吾

取材時の動画が、ルーラル電子図書館でご覧になれます。

ミカンの樹の2mほど上空から薬剤散布

急傾斜、段々畑でのドローン防除。機体が樹に隠れたり、強風に煽られたりと、平場の水田よりも難易度は高い。でも、使いこなせば、労力や作業効率が大幅に改善される(現代農業2021年6月号p131

読み方案内

7月号の主な記事(予告)6月5日発売

今月の立ち読みPDF

あっちの話こっちの話

  • ハウス周りは酢でナメクジ除け――広島から
  • アスパラのナメクジ除けは鉄釘を置くだけ――福井から
  • 木酢+野草+香辛野菜のアブラムシ除け液――青森から
  • キュウリのセンチュウ害に緑肥ムギで立ち向かう――宮城から
  • とんがり帽子でアワノメイガを撃退――山梨から

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