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〈岡山から〉消石灰でネギの軟腐病が抑えられた

 「ネギにはもうずいぶん農薬はかけてないね」とおっしゃっていたのは、80品目以上の野菜をつくる真庭市の森谷武夫さん。昨年は初夏の長雨でネギの軟腐病が多発。周りではネギが全滅してしまった農家もあったなかで、森谷さんは作付けしたネギをほとんど収穫できました。これは消石灰のおかげではないかと森谷さん。

 梅雨明けと8月終わりの2回、消石灰をネギに直接バサバサとまきます。量は毎回10aに20kg袋の半分より少し多いくらい。周りの農家から病気が出ていると聞いた年は9月終わりにもう一回。ネギにしっかり消石灰がつくよう、雨が降った後か、朝露でネギがぬれているときをねらいます。

 きっかけは10年以上前、鳥インフルエンザが出た鶏舎の消毒に消石灰をまいているのをテレビで見たことです。農薬はできる限り使いたくない森谷さん、消石灰に殺菌効果があるなら野菜に使っても効くのではないかと思い、それからずっと石灰防除を続けています。


*月刊『現代農業』2021年6月号(原題:消石灰でネギの軟腐病が抑えられた)より。情報は掲載時のものです。