〈和歌山から〉成長痛に効く、あったかスギナ汁
紀ノ川市でブドウとモモをつくる榎本幹子さんから、成長痛に効くスギナ汁の活用法を聞きました。
三日ほど軒下で乾燥させたスギナを鍋で煮出し、真っ黒なスギナ汁をとります。これをタオルにしみこませ、軽く絞って患部に巻きます。「温かいからなのか、スギナが効くのか、とにかく娘の成長痛が和らいだのよ」と幹子さん。
今から三〇年前、当時小学生だった娘さんは、成長痛による膝の痛みで毎晩泣いていました。病院で処方された湿布を貼っても効果がなく困っていたところ、姑の歌子さんが教えてくれたのがこの方法。その後は、あったかスギナ汁を染みこませたタオルを巻くたびに、ピタリと泣きやんだそうです。
*月刊『現代農業』2015年5月号(原題:成長痛に効く、あったかスギナ汁)より。情報は掲載時のものです。