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食べてびっくり!きんかんチョコットフォンデュ&きんようかん

宮崎県日南市・谷口君子

甘露煮がおしゃれに。すぐに食べてもいいし、固めて食べてもいい。チョコは白を使ってもきれい(撮影・調理 小倉かよ)

 キンカンは、今ではハウス栽培で生食が主流です。しかし、私のところではキンカンは煮て食べるもので、寒くなると風邪予防に。また、正月の料理に甘露煮は欠かせないものでした。果物として生食するのもいいですが、いろいろ加工、料理するのもおもしろいものです。

 毎年、市の講習会でキンカン料理を担当しています。キンカンは煮方がいろいろありますが、私がやって一番よかったのは、蒸す方法と、圧力鍋で短時間で炊く方法です。簡単です。

 また、キンカンを煮ると、丸いままと、シワシワになるのがあります。シワシワになるのは、煮方が悪いのではなく、キンカンに問題があるのです。講習のとき、「あなたが悪いんじゃなく、キンカンが悪いんです」というと、皆さん安心されて、笑って喜ばれます。

 味付けで使う砂糖はグラニュー糖がよいでしょう。また、酒とか酢、焼酎、ブランデーなどもキンカンによく合います。

 今回の「きんかんチョコットフォンデュ」は仲間の久保田ツチオさんに教えてもらったレシピです。私なりにアレンジしてつくるようになりました。バレンタインデーに、水中ウォーキングの友人たちに黙って「バレンタイン」といってあげました。次に会ったときは、驚きと感激でいい大人がキャッキャッとはしゃぎ、「チョコかと思って食べたら、中にキンカンが入っていてビックリした! おいしかった」。大成功。私はニヤリとして、満足でいい気分になります。

 人が喜んでくれると、元気が出て、またつくってあげたいと思う私です。

 キンカンを煮詰めれば、やわらかくおいしい甘露煮のできあがり。そしてこれにチョコをつける。ブラックで、ぴったりといい味になる。冷蔵庫で冷やしておいても、チョコケーキのように固まっておいしい。
 ようかんは、粉寒天のかわりにゼライス(ゼラチン)で固めた。甘さがほんのりと、キンカンの香りが上品な味にしあがった。


◆きんかんチョコットフォンデュ

【材料】

・キンカン 500g
・砂糖 250g
・酒 90cc
・お菓子用ブランデー 適量
・チョコ 適量

【作り方】

まずは甘露煮をつくる。煮汁も捨てない

1.キンカンは横に切れ目を入れ、竹串でタネを出す
2.圧力鍋にキンカンを入れ、酒と砂糖の半分を入れて火にかける
3.2に片栗粉、塩コショウを加えて生地を作る。3分で火を止め、残りの砂糖とブランデーを加え、弱火でキンカンと煮汁が透き通ってくるまで煮詰める(煮詰める時間は20~30分。砂糖は味をみながら、何回かに分けて入れる。すべて使い切らなくてもいい)
4.3をザルにあけ、煮汁を切り、バットに広げ、冷ます。崩れたキンカンは形を丸く整える
5.キンカンに竹串を刺し、煮溶かしたチョコにからめる

※すぐに食べずに固めておく場合は、小さいアルミカップに入れておく。すぐに固まる。

◆きんようかん(キンカンのようかん)

煮汁だけでなく、甘露煮にしたキンカンを入れてもきれい

【材料】

・甘露煮の煮汁 1カップ
・粉寒天 4g
・水 1カップ

【作り方】

1.粉寒天を水に溶かし、火にかける
2.煮立ってきたら、キンカンの煮汁を入れ、よく混ぜる
3.型に入れて、冷やして固める


*月刊『現代農業』2009年2月号(原題「きんかんチョコットフォンデュ」)より。情報は 掲載時のものです。