栽培のコツ 試し読み 菜園 2026年 8月号 夏の育苗 濡れ新聞紙のべたがけ&遮光ネットのトンネルで発芽がピタリと揃う 2026-07-10 執筆者:馬場輝義(大分県竹田市) 『現代農業』2026年8月号「濡れ新聞紙のべたがけ&遮光ネットのトンネルで発芽がピタリと揃う」より いままで通りの育苗ができない ここ最近の暑さは異常で野菜の栽培はもちろん、苗の管理も難しくなってきました。春の育苗は、セルトレイに播種したら反射シート(太陽シート)をべたがけし、発芽するまで何もしません。キャベツで3日、白ネギで7日を目安に発芽するので、培土表面に芽が見え始めたタイミングでシートをはぎ、ハウス内で育苗します。 以前は7月中旬からの秋冬どりキャベツやブロッコリー、ハクサイなども同じように育苗していました。しかしながら、2023年は暑すぎて発芽が早まり、シートをはがすタイミングが遅れてモヤシのように徒長した苗になり大失敗。それ以降、暑い夏に徒長させずにラクに苗をつくる方法を考えてきました。 濡れ新聞紙を被覆 見えてきたのが、反射シートの代わりに新聞紙を使うやり方です。まず、育苗場所をハウスから野外に変更。暑さを防ぐためにダンポールでトンネルを作り、その上に遮光ネットをかけます。セルトレイにタネ播きし、水をかけたらトレイの上に直接新聞紙を1枚かぶせ、さらに水をかけます。これで乾燥防止になります。新聞紙が風で飛ばされないように、苗箱の下にはみ出た部分を敷き込みました。 タネ播きして1日経ち新聞紙が乾いていたら再度水をかけます。夏は夜温も高いので確実に播種から3日で芽が出ます。新聞紙を少しめくって1、2粒でも発芽していたら、そのタイミングで新聞紙をはぎます。 午前中は日に当て徒長させない そのあとは、遮光ネットをかけたトンネル内で育苗します。このとき注意しているのは、朝、水をあげてからネットをめくり、日光に当ててあげること。基本的に午前は遮光ネットをめくり、午後はかける感じです。これで軟弱徒長を防げます。 暑い日は夕方にも苗を見て、水をあげるのがよいと思います。苗が大きくなると水もたくさん必要になるので大事な作業です。ちなみに苗が小さい頃は、水をあげすぎると徒長するので注意してください。 夏の育苗のやり方 播種したら3日ほど濡れ新聞紙をべたがけして乾燥を防ぐ。発芽したら午前は日に当て、暑くなる午後は遮光ネットを下ろし、苗を徒長させない 新聞紙をかぶせたままでも発芽した 余談ですが…… この続きは『現代農業』2026年8月号をご覧ください。 『現代農業』2026年8月号の野菜・花コーナーには、以下の記事も掲載されています。ぜひ、本誌またはルーラル電子図書館でご覧ください。・真夏に肉厚ホウレンソウをとる フルボ酸+キトサン+酢で反収1t超え(広島・茨木栄治さん、長谷川和隆さん)・夜冷育苗でトマトの苗立枯病を抑える 伊藤綾馬・【つるちゃんの野菜つくり4】エダマメ 根粒菌と共同経営するタンパク質工場 鶴竣之祐・【地球沸騰化時代のサトイモ5】ソルゴー再生すき込み 森誠信・【不耕起草生有機栽培6】不耕起栽培で唯一厄介なつる性雑草の叩き方 松澤政満 現代農業 2026年8月号特集:月のリズムで肥料・農薬代減らし定価1,100円 (税込) 8月号を注文する 定期購読する 『現代農業』の最新号(電子書籍)や過去の記事がすぐ読める「ルーラル電子図書館」もぜひご利用ください↓ ルーラル電子図書館は、年額制の有料会員向けサービスです。 ルーラル電子図書館の会員になると… 『現代農業』の最新号が電子書籍ですぐ読める 便利な検索機能で、『現代農業』の過去の記事が読み放題 動画で農機具のメンテや栽培のコツを分かりやすく解説 豊富な写真から、園地で病害虫をサッと特定、 登録農薬もすぐわかる ルーラル電子図書館についてもっと詳しく見る Tags: 高温対策, 育苗