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〈埼玉から〉ジャガイモが芽だけで育つ、ビックリ栽培

 熊谷市の岡部富雄さんは、ジャガイモを植えるとき腰を屈めるのが辛かったそうです。立ったまま上から入れて落とすタネ播き器を、直径5cmのアルミパイプでつくった岡部さん。それを使って、ジャガイモを植える方法はないかと考えていたところ、「芽だけを植えてもジャガイモができる」という噂を聞いて、さっそく実践。すると、種イモを植えるやり方と変わらないジャガイモができました。

 植える芽の準備は、料理をするときにジャガイモの芽を取る要領で、包丁かカッターを使って芽の周り一円玉くらいの大きさで切り取るだけ。1個のジャガイモから10個以上の芽が取れます。残りの部分はおいしくいただいて、黒マルチを張った畑に、芽だけを40cm間隔で植えていきます。立ったまま使えるタネ播き器がなくても試してみる価値ありの方法です。


*月刊『現代農業』2019年2月号(原題:ジャガイモが芽だけで育つ、ビックリ栽培)より。情報は掲載時のものです。