現代農業WEB

令和6(2024)年
3月28日 (木)
弥生
 友引 辛 卯
旧2月19日

あああ

ホーム » 連載記事一覧 » あっちの話こっちの話 » 〈岩手から〉トラクタにもトラックにも鏡もち、一年分の感謝の気持ち

〈岩手から〉トラクタにもトラックにも鏡もち、一年分の感謝の気持ち

 葛巻町の酪農家、山本紀子さんは、正月の鏡もちを床の間や玄関や神棚だけでなく、三台のトラクタと一台の大型トラックにも供えます。その分、もちをたくさん搗かなければなりませんが、お孫さんたちに手伝ってもらって、ワイワイ楽しくやっています。

 トラクタは鼻先のボンネットの上に、トラックは運転席のダッシュボードに供えます。鏡もちを置くと胸の前で手を合わせ、「今年もありがとうございました。来年もよろしくお願いします」と心の中で唱える山本さん。山本家の年末恒例の行事です。

 もちは、鏡開きまで供えておくとネズミに食べられてしまうので、それよりも先にお雑煮にして食べるそうです。


*月刊「現代農業」2016年1月号(原題「トラクタにもトラックにも鏡もち、一年分の感謝の気持ち」より。情報は掲載時のものです。