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〈岐阜から〉絶品、熟柿の寒天寄せ

 好き嫌いが分かれる熟柿を、誰でも食べられる絶品デザートに変身させるのは、恵那市山岡町の熊谷利江さん。熟柿(品種は富士柿)を地域特産の糸寒天で固めるだけですが、熊谷家の正月の定番料理として人気だそうです。

 作り方はまず、糸寒天一つかみを約1ℓの熱湯に溶かし、15分ほど煮詰めます。次に皮をむいてタネを取り除いた熟柿3個をミキサーで攪拌。これを少し冷ました寒天液に混ぜ、器に注いで冷ませば完成です。

 作り始めたきっかけは8年前。枝が取れて干せなくなった渋柿を捨てるのがもったいなく思い、発泡スチロール箱に入れて熟柿にしたそうですが、家族は誰も食べません。寒天状にしたらドロッとした食感がなくなって食べやすいのではないかと試してみたところ、家族からも親戚からも大好評だったそうです。


*月刊『現代農業』2017年1月号(原題「絶品、熟柿の寒天寄せ」)より。情報は発刊時のものになります。