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特集 お悩み相談 草刈り・草取り・草倒し(2025年7月号)読みどころ

巻頭
「もうどうしたらいいんだー 草刈り名人に相談」より

お悩み相談 草刈り・草取り・草倒し

いよいよ草刈り本番です。

「憂鬱だなあ」と思っている方も多いのではないでしょうか。しかも、近年は温暖化の影響か、雑草の伸びが異常に速い。もっとラクに、楽しく、爽快に草退治ができないかなあ……。そんな要望に応えるべく、『現代農業』2025年7月号では「お悩み相談 草刈り・草取り・草倒し」という巻頭特集を組みました。草を制する名人農家がスパッと解決してくれます。

トビラ

『現代農業』編集部員が草刈り名人に弟子入り

まずは編集部の体当たり企画。両親の身体の具合が悪くなり、実家の田畑の管理を任されることになった編集者Kが草刈り歴40年の農家に弟子入りします。

2025年7月号「もうどうしたらいいんだー 草刈り名人に相談」より
「もうどうしたらいいんだー 草刈り名人に相談」より

「刈り残しがある」「平らに刈れない」「アゼ草刈りのコースがわからない」「法面が怖い」といった悩みに対して、師匠が図を描いて説明してくれたり、ぴったり寄り添って身体の動かし方を教えてくれたり、まさに手取り足取りのアドバイスでした。草刈り名人の熱血指導により、編集者Kが一人前(?)になっていく様子を微笑ましく見ていただければと思います。

草刈りがラクになる工夫

その他の記事も目からウロコです。「アゼまわりの除草は大変だなあ」というコーナーには、バリカン式刈り払い機をプチ改造して草刈りが超ラクになる工夫が載っています。

草刈りしにくい場所では、ビニールを被せる「太陽熱除草」も効果大。除草剤に五倍酢と木酢を混ぜたら効きがよくなって、草刈り回数が減り、近頃大問題のカメムシも少なくなったと自信を深めている農家も登場します。

農家がイチ押しのアイテム大集合

「便利な道具があればいいんだけどなあ」のコーナーでは、全国の農家がイチ押しのアイテムを紹介。壁際まで刈れる、刈った草が飛んでくるのを防ぐ、斜面でも疲れないなど、どんな悩みも解決できそうです。

草を抑えられる裏ワザ

「除草の秘策を教えちゃいます」のコーナーでは、刈らなくても、除草剤をまかなくても、草を抑えられる裏ワザが満載。秀逸なのは「根っこマルチ」で、育苗トレイに雑草のタネを播き、ルートマットができたら、ひっくり返して畑に敷き、そこに穴をあけてニンジンなどのタネを播くそうです。簡単で、お金もかかりません。

話題の「草倒し」の具体的なやり方

最後に「どうやる? リジェネ農業で草刈り&草倒し」コーナー。いま話題の「リジェネラティブ(大地再生)農業」の肝となるのは草との付き合い方です。草倒しなどの具体的なやり方に迫ります。

その他の巻頭特集以外のコーナーも見どころ満載です。

🟢必見!農家の熱中症対策コーナー

もはや35℃以上の真夏日が当たり前。怖いのは、作業中に襲い掛かってくる熱中症です。作物も心配ですが、まずは農家が倒れないことが大前提!あれやこれや、明日からできる対策が載っています。

すだれ

蓑は軽さと通気性のよさは抜群。真夏の炎天下でも背中が蒸れず、快適(「天津すだれ蓑で真夏でも快適」より)

移動式の休憩所を自作した農家も(「どこでも快適空間 自作キャンピングトレーラー」より)

🟢かん水設備がない畑でも大丈夫!水をまくコツ 約2,000円で簡易スプリンクラーが設置できた

近年は雨が降らない日が1カ月以上続くことも珍しくなくなってしまいました。かん水設備がない畑で水をまくのは大変です。そんな過酷な夏に、ラクにかん水する方法大集結!

スプリンクラー

スプリンクラーを直管パイプに挿して高さを変える(「約2000円で簡易スプリンクラーが設置できた」より)

この他、おすすめのタイトルの一部をご案内します。

  • 【稲作・水田活用】倒さず高温にも負けず、今年は多収を狙う(上)
  • 【果樹】温暖化によるミカンの味ボケ果 6月中旬からのカリ追肥で乗り越える
  • 【山・特産】梅雨こそ適期 サンショウの夏接ぎ木
  • 【畜産】初乳を早く、ラクに与える

現代農業 2025年7月号

特集:お悩み相談 草刈り・草取り・草倒し

定価
1,100円 (税込)

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