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あああ

防草シートで直播タマネギの発芽率95%以上

農文協の職員が全国の農家・農村を営業活動で訪ね歩く中で集めたホットな話題をご紹介します!

タマネギ

 練馬区の野菜農家、佐久間正幸さんから、防草シートを使ったタマネギの芽出し法を教わりました。東京ではモミガラやイナワラが手に入りにくいため、播種後の乾燥防止には防草シートが役に立ちます。

 佐久間さんのタマネギは直播栽培。ウネに5条の穴あきマルチを張ったら、一つの穴に二つずつ穴をあけていきます。使うのは人差し指と中指。間隔3〜4cm、深さ約5mmの二つの穴に1粒ずつ播種して土を薄く被せます。かん水したら防草シートを被せて5日。芽が5mm出たところでシートを外しますが、タイミングが遅れると長くなった芽がシートに引っかかって傷むので注意です。はがしたシートはそのままウネ間に張って、防草に再利用。

 佐久間さんは約20年前からこの方法で発芽率は95%以上。1穴に2粒播きしたタマネギの片方は葉タマネギ、残りはタマネギとして収穫するので出荷時期をずらせます。

*月刊『現代農業』2023年7月号(原題:防草シートで直播タマネギの発芽率95%以上)より。情報は掲載時のものです。

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