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〈広島から〉ハウス周りは酢でナメクジ除け

農文協の職員が、全国の農家・農村を訪ね歩く中で集めたホットな話題をご紹介します!

ハウス周りは酢でナメクジ除け

 世羅町の中田孝雄さんは親子で、14棟のハウスでミズナやカブ、ホウレンソウなどをつくって直売所で販売しています。10年ほど前から野菜のミネラル補給に酢を活用していて、「弱った野菜が元気になる」とその効果は十分に実感ずみ。さらに今回教えてくれたのは、「ナメクジ除けにもお酢がいい」こと。

 以前、カブなどの野菜を食害するナメクジに困っていた中田さん、試しに食酢を吹きかけてみると、あっという間に死んでしまったそうです。ナメクジはお酢のニオイも嫌うようで、かかったところを避けて通ることも発見しました。これはいいと、ハウス周りの防草シートにもジョウロでまくようにしたところ、食害がほとんどなくなったそうです。月に1回まけば十分ですが、ハウスに湿気が溜まる冬場や梅雨時期は2回ほどまいておきます。食塩をまくと塩害が心配ですが、酢なら安心です。

 ちなみに酢はカエルやミミズなど皮膚が粘膜の生き物に効果があるようで、虫嫌いの息子さんも重宝している裏ワザだそうです。

*月刊『現代農業』2022年6月号(原題:ハウス周りは酢でナメクジ除け)より。情報は掲載時のものです。