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(青森から)ブドウ畑にニワトリ放してナメクジ駆除

農文協(現代農業を発行している会社)の職員が、全国の農家・農村を訪ね歩く中で集めたホットな話題をご紹介します!

ブドウ畑にニワトリ放してナメクジ駆除

 鶴田町の奈良順子さんのブドウ畑には元気に走り回るニワトリが5羽。このニワトリたちが雑草に潜んだナメクジを草ごと食べてくれています。最近はブドウの実がナメクジの粘液でテカテカに汚されることもなくなりました。

 日中はブドウ畑で遊ばせ、夜はアライグマの被害にあわないように畑に設置した小屋で寝かせます。ブドウ畑に放すのは雪解け後の4月から実が色づく8月20日前後まで。それ以降はブドウの実にニワトリが悪さしないように、小屋で飼育します。ブドウ畑には雪が多く積もるので、冬前にはフォークリフトで小屋ごと車の荷台に積んで、自宅の庭に連れて帰るそうです。

 もともとペットとして飼い始めたニワトリたちを、ブドウ畑に連れて行ったのがはじまりです。「コッコちゃんって呼べばどの子も寄ってきて、かわいい。忙しい作業中も癒されるの」と奈良さん。産んだ卵は道の駅に出荷。可愛がられたコッコちゃんたちの卵は大好評です。

*月刊『現代農業』2018年7月号(原題:ブドウ畑にニワトリ放してナメクジ駆除)より。情報は掲載時のものです。