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〈栃木から〉ソバ殻で根こぶ病とサヨナラできた

 栃木市の有機農家・鈴木秋男さんは『現代農業』を読んでソバ殻を使った土つくりを実践して以来、困っていたキャベツとハクサイの根こぶ病が出なくなりました。

 定年退職後にそば打ちを始めた鈴木さん。北海道幌加内町のソバ農家からソバの実を取り寄せ、JAの製粉所で粉にしてもらっていました。ソバ殻が土つくりに使えると知ってからは、ソバ殻も引き取ってきて生のソバ殻を漬物ダイコンのウネ間に反当たり240kgまくようになりました。ダイコンの肌がとてもきれいになったうえ、後作のキャベツとハクサイの根こぶ病も消えてしまったとのこと。

 記事(2006年6月号)によると、ソバ殻に含まれる「カフェー酸」には根こぶ病の休眠胞子を目覚めさせる力がある。ソバ殻をまいて、アブラナ科の根がない環境で目覚めた根こぶ病菌はエサがなくて餓死してしまうというしくみだそうです。

 ソバ殻をまいたウネ間は草が生えにくいうえに、冬に雨が降ってもぬかるまず、ラクにダイコンを収穫できるのもいいところです。


*月刊『現代農業』2021年6月号(原題:ソバ殻で根こぶ病とサヨナラできた)より。情報は掲載時のものです。