現代農業WEB

〈広島から〉リボンを棚から吊るして着房管理

 みなさんは、ブドウの着房管理はどうしていますか? 福山市の井上道子さんの圃場の棚には、主枝1本につき1枚、黄色い布がひらひらと揺れています。これをメモに使って、うまく管理をしているそうです。

 井上さんは、ブドウの着房数を主枝の長さで決めています。H型の短梢栽培で、主枝1本5mが基本ですが、なかには短かったり長かったりする枝もあるそうです。

 たとえばシャインマスカットの場合、主枝1mにつき7・5~8房を成らせます。5mなら40房、4mなら30房です。主枝の長さをメモしておけば、どれくらい残すのか一目瞭然です。

 さらに、毎年の着果数を記録しておけば、「去年は成らせすぎで色が悪かったから、今年は減らしてみようかしら」など、反省材料にすることができます。袋を掛けると房の姿は見えなくなりますが、「粒が大きい」とメモしておけば、収穫の際に「この樹は贈答用にしよう」と判断もできます。

 ところでこの布は、花屋が花束を作るときに使うラッピングリボンだそうです。約2cm幅のものを資材屋で買ってきて、50cmくらいに切って使います。棚にホッチキスで簡単に留められて、マジックで書いた字が消えにくいのがお気に入り。こういうメモの工夫、いいなあと思いました。


*月刊『現代農業』2018年4月号(原題:リボンを棚から吊るして着房管理)より。情報は掲載時のものです。