〈岩手から〉一斗缶を半分に切れば、2つのチリトリに変身
花巻市の稲作農家、小原信喜さんは、廃物の一斗缶をチリトリに加工して使っています。ゴミが入りやすく、自立するからどこにでも置けて重宝しているそうです。
材料は一斗缶と、使わなくなった鍬や鋤などの柄、木板だけです。まず、ディスクグラインダーの切断砥石で一斗缶を斜め半分に切ります。あとは図のように板や短く切った柄を固定すれば完成。1つの一斗缶から2つのチリトリが作れるので、作業場と納屋に置いています。
さらにほうきをチリトリに固定できるようにしました。これでほうきを探す手間も省けるし、地面からちょっと浮くように取り付けられるので先が曲がりません。
3年前に作ったとき、奥さんは「これなんだべ?」と思ったそうですが、多少乱暴に掃いてもゴミがよく入るこのチリトリが今ではとてもお気に入りだそうです。
*月刊『現代農業』2017年2月号(原題「一斗缶を半分に切れば、2つのチリトリに変身」)より。情報は掲載時のものです。