キャベツで話題になった「わき芽どり」栽培に、香川県観音寺市の熊谷孝敏さんがミニハクサイで挑戦しました。
執筆者:熊谷孝敏(香川県観音寺市)
『現代農業』2026年4月号「ハクサイでもできた!わき芽収穫で1株2個どり」より
芽かきと追肥で2個収穫
チャイニー(サカタのミニハクサイ「タイニーシュシュ」)のわき芽どりを始めたのは、「キャベツでできるならハクサイでも」と思ったからです。播種は7月20~25日、定植は8月20日、1回目の収穫は10月10日頃、2回目の収穫は翌年の1月下旬~2月上旬。
1回目の収穫後、わき芽が数本出てくるので、1本残して、他はすべて除去します。キャベツはわき芽が次々と出てきますが、チャイニーは1回芽かきをすれば、あとはほとんど出ません。
わき芽を1本にしたら、すぐに追肥をまきます。その2週間後にもう1回。芽かきと追肥で、2個目もちゃんと育ちます。
ライバル不在
わき芽どりの秘訣は、播種と1回目の収穫をできるだけ早くすることです。2回目の収穫が遅れて2月下旬にずれこむと、花があがってくるからです。
わき芽を育てれば、「スキマ収穫」ができます。直売所でハクサイが品薄になる時期なので、ライバルがいません。肥料次第ですが、チャイニーは1個目も2個目も1kgくらいの中玉がとれます。今の時代、核家族が多いので、お客さんはよく買ってくれます。3~4kgの大玉をカット売りする人もいますが、それだと日持ちがしません。その点、チャイニーはもってこいです。
わき芽どりされて、どうだった?
オイラたち、ハクサイやキャベツは一つめを収穫しても、二つめを生み出す余力があるんだ。すごいでしょ。芽かきをしてくれたおかげで、競争相手がいなくなって、立派に育ったよ。ごはん(追肥)もあったしね。
2026年4月号「わき芽の力を信じなよ!」コーナーには、以下の記事もあります。
・太いわき芽が次々と モロヘイヤのひざ下仕立て 林初枝
・【モロヘイヤの声】ひざ下まで切り戻されて、どうだった?
・花が落ちたらすぐ葉かき 収量3倍 オクラのわき芽出し栽培 加藤明
・【オクラの声】葉かきで丸裸にされて、どうだった?
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