カメラは見た! 鳥獣の正体、負けないヒント
まずは正体を特定せよ
いったい何が、いつどこから侵入してくるのか。鳥獣害対策の第一歩は、鳥獣(ヤツら)を特定することです。
たとえば、イノシシやシカだったらワイヤーメッシュを設置すれば防げるかもしれませんが、登るのが得意なハクビシンやサル、飛んでくる鳥はそれだけでは防げません。鳥獣によって対策を変えなければ効果がないのです。
といっても、侵入や食害の現場を押さえるのは、なかなか難しいですよね。そんなときに、まずはカメラの画像や食跡をヒントにしよう、というのが今回の特集です。さらに観察を重ねれば、ヤツらの生態や行動もわかってきて、自分の畑や作物に合う対策を考えられます。
ブドウが何者かに食われてしまい、トレイルカメラを買って畑に設置してみたら、夜にアライグマがゾロゾロやってきて樹を登ってきていた!というのが2025年9月号p42の記事です。その驚きの光景の一部が、表紙の写真にもなっています。まさに「カメラが捉えた! ヤツらの正体」です。
正体がわかったおかげでこの畑ではアライグマを防ぐための電気柵を設置でき、被害はゼロになりました。ヤツらの食べ跡からも正体を推理できます。ぜひ食べ跡クイズに挑戦してみてください。
鳥獣ごとの「侵入を防ぐ あの手この手」がわかる
では相手がわかったところで、いかに被害を防ぐか。サル、カラス、ヒヨドリ、ハクビシンの「侵入を防ぐ あの手この手」を実践しているのが9月号p62の記事です。
サルには檻を設置して数を減らす、ロケット花火で追い払う。さらに、サルの群れに「しつけ」をしたうえで絶滅させないことが、むしろ被害を抑えるポイントになっています。
ヒヨドリには疑似ヘビとソーラー式防鳥獣アラーム。視覚と聴覚で撃退することで果樹園の被害はほとんどなくなったそうです。とくに近年被害が目立ってきているヒヨドリの生態についても注目です。
ヒントは現場にあり。正体を見極め、生態を逆手にとり、今年は少しでも被害を減らしましょう。
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