刈っても、抜いても、永遠に生えてくる雑草。除草をラクに、楽しく、爽快に……そんないい方法はないかなあ。草を制する名人農家に悩みを打ち明けてみた。
取材対象者:菅原実悦さん(宮城県)。和牛繁殖農家。草刈り歴40年。
『現代農業』2025年7月号
撮影:佐藤和恵(表記がないものすべて)
もうイヤだ。草刈りなんてまっぴらだ。
両親の具合が悪くなり、実家の田畑の管理を一手に引き受けた『現代農業』の編集者K。草は刈っても刈っても無尽蔵に生えてくる。夏の暑さでフラフラになる。刈り払い機の振動が身体に染みついて、晩酌のとき、ビールを持つ手がガクガク震える……。
と、泣き言ばかりを並べても始まらないので、「ご先祖様が残してくれた土地を守らなくては」とか、「ご近所さんに迷惑をかけるわけにはいかない」とか、いっぱしの農家になったつもりで、ガムシャラに草を刈ること3年。当初は刈り払い機が逆ネジだということを知らなくて刃の交換にもたついた。エンジンの故障かなと思って、農機具店で見てもらったらコードが捻れているだけだった。恥ずかしい失敗ばかりを繰り返していたあの頃に比べたら、今はだいぶ草刈りの腕が上がったはずだけど、まだまだ。もっと上達したいなあ。
そこで、草刈り名人にお悩み相談!
「同じ高さで一本も残さずに草を刈る」「人の2倍、いや4倍速く草を刈る」という菅原実悦さんが手ほどきしてくれた。
アゼ際にどうしても草が残っちゃうんですよ
刃がアゼにぶつからないかと心配するあまり、ギリギリまで刈れない。「うん、気持ちはわかる。キックバックも怖いしね」と菅原さん。
なにか対策があるようだ。
まずはへりの部分だけ先に刈る
最初は横歩きでアゼ際だけ刈り、そのあと普通に直進して刈る(菅原さんが歩いている場所はKが直進して刈ったあと)
アゼ際の草の刈り方をちょっとだけ動画で公開!
でも、やっぱり、平らに刈るのって難しい
菅原さんがKの刈りあとを見て、刃を振る範囲の両端の草が高くなっていることを指摘。
「刈り払い機に振り回されちゃってるのかも」
しっかり踏ん張って、身体を回し、最後は刃を気持ち傾ける
右から左に振る場合、刃の水平を保ちつつ、最後に刃の左側(作業者から見て左側)を少し下げる。こうすれば同じ高さで刈れる。ただし、傾けすぎると土を削ってしまうので注意。
勢いよく振りきって、刃の左側を上げるのはダメ。力任せに作業していたせいか、重心を崩していたせいか、Kの刃の向きは最後にこうなっていた
本記事には、草刈りにまつわる以下の悩みについてのアドバイスも掲載されています。
- 今まで自己流でやってきたけど、これでホントに合ってます?
- チップソーしか使ったことないんですけど……
- アゼ草を刈るコースがわかりません
- 長い斜面に怖気づいています
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