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〈兵庫から〉畑でも冷蔵庫でも、葉物野菜の保存に外葉が大活躍

 三木市の勝田きみゑさんは、米づくりも野菜づくりもこなす元気な母ちゃん。そんな勝田さんに、厳寒期でも自家用畑のハクサイを腐らせない方法を聞きました。

 勝田さんは十一月下旬からハクサイの収穫を始めますが、食べる分を収穫したら、その場で外した外葉をウネ間に置いておきます。十二月になったら、すっかりしなびたその外葉を、畑に残っているハクサイの頂部に次々載せて、上からさらに黒寒冷紗を被せておきます。これで霜が降りても凍害にあわず、三月ごろまで新鮮なハクサイを食べられるとのこと。

 また、勝田さんは、キャベツやレタスを冷蔵庫で保存する際にも外葉を使っています。外葉二枚で切り口(茎)を覆ってから新聞紙で包んで冷蔵庫に入れます。外葉の水分が切り口を保湿するので、長持ちするそうです。


*月刊『現代農業』2008年12月号(原題「 畑でも冷蔵庫でも、葉物野菜の保存に外葉が大活躍 」)より。情報は掲載時のものです。

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