現代農業WEB

(香川から)魚のアラと水だけで簡単発酵液肥

 塩飽《しわく》諸島にある人口8人の牛島でゲストハウスを営む横山敬子さん。自分で食べる野菜に化学肥料は使いたくないという思いで、魚のアラを発酵させた液肥をつくって自家用畑に入れています。

 材料は、近所の漁師からもらった魚の頭と内臓。漬物容器に半分ほど入れたら、全体がひたるくらいの水を注ぎます。フタをして畑の隅で半年間放置すれば、ドロッとした発酵液肥が完成。5年前からつくり始め、今は材料をつぎ足しながら三つの漬物容器に仕込んでいる横山さんです。とんでもないニオイがしそうですが、「そんなに臭くないよ。くさやみたいな感じ」とのこと。

 使うときは、ウネの真ん中に三角鍬で幅20cm深さ20cmほどの溝を掘って、ヒシャクで原液を溝の底が見えなくなるくらい入れていきます。掘った土を被せて2~3週間置き、なじませてから野菜苗を定植。この液肥を使えば、化学肥料なしでも作物は元気に生育するそうです。

*月刊『現代農業』2021年8月号(原題:魚のアラと水だけで簡単発酵液肥)より。情報は掲載時のものです。