2023年に続き、2024年もカメムシが大発生。ゲリラ的に圃場にやってくるヤツらから、どう作物を守るのか。相手をじっくり観察して対抗する農家の工夫を紹介。
取材対象者:長崎正子さん(秋田県大館市)。水稲60a
『現代農業』2025年6月号
撮影:依田賢吾
ヘリ防除なしで、ほぼ1等米
朝6時、早朝の田んぼに動散でまいた石灰が煙幕のように広がった。「少しすると滝みたいに上から落ちてきて、きれいなんだよ」と話すのは長崎正子さん。80歳になるが「よその米は絶対に食べたくない」と、まだまだ自分で米づくりを続ける元気なお母さんだ。
長崎さんは7月中旬~8月下旬で、イネの出穂前後に消石灰を3回まいている。1回10a2kgずつと少量だが、カルシウムが効いてイネが硬くなるからか、斑点米などのカメムシ被害が減り、いもち病の対策にもなるという。
もともとカメムシ対策は共同のヘリ防除に頼っていたが、地域内でもイネの生育は違うので効果のあるタイミングになかなかまいてもらえないし、何より使う薬は少しでも減らしたい。そこで7年前から、ヘリ防除に加えて家庭菜園で使って効果を感じていた石灰をイネにもまき始めた。
アゼにも念入りにまく
さらに2024年は……。
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『現代農業』2025年6月号「続 吸汁ゲリラ・カメムシの叩き方」コーナーには、以下の記事も掲載されています。
【田んぼのカメムシ】
- イネカメムシで収量8割減 周囲と出穂が揃う品種に切り替えた 谷川拓也
- ここまでわかった! イネカメムシの謎生態
- アゼにペニーロイヤルミント 薬剤散布なしでも大丈夫 古澤邦敏
- やってよかった! カメムシに消石灰 高橋潤一
【畑のカメムシ】
- アブラナ科のカメムシ3種 居ぬ間に防虫ネット、早期に捕殺 小巻秀任
- 果樹カメムシ 繁殖期前の早期防除&バッグ吊り下げ捕殺で数を減らす 栗林寛
- 畑の隅に電撃殺虫機 1日100匹以上倒せる 田邉稔
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