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〈山形から〉秋の青ミニトマトを追熟で赤く甘く

農文協の職員が、全国の農家・農村を訪ね歩く中で集めたホットな話題をご紹介します!

秋の青ミニトマトを追熟で赤く甘く

 山形市で、多品目の野菜を栽培している森谷潔さん。12月末にはミニトマトの樹を倒しますが、まだまだ樹には青い実がけっこうついています。もったいない!と思った森谷さん、昨年はこの青いままの実を収穫し、追熟させてみました。

 浅いプラスチックトレイに新聞紙を敷き、その上に青い実を広げ、1カ月ほど置いたところ、ハウス内の朝夕の寒暖差と太陽でだんだん赤くなりました。均等に色が変わるように、ときどきトマトをひっくり返すのがコツです。

 トマトのヘタは茶色くなってしまいましたが、糖度は高くなって実はツヤツヤ。品種は耐病性が高いかわりに、皮が硬く食味がやや劣るサンチェリーピュアプラスです。追熟すると甘くなり、直売所で売ったら人気になったと森谷さんも喜んでいました。

*月刊『現代農業』2022年12月号(原題:秋の青ミニトマトを追熟で赤く甘く)より。情報は掲載時のものです。