現代農業WEB

令和7(2025)年
3月26日 (水)
弥生
 仏滅 甲 午
旧2月27日

あああ

ホーム » 連載記事一覧 » あっちの話こっちの話 » 〈長野から〉ボケたリンゴを絶品の乾燥リンゴに

農文協の職員が全国の農家・農村を営業活動で訪ね歩く中で集めたホットな話題をご紹介します!

乾燥リンゴ

「ボケたリンゴはリンゴジュースで煮て、乾燥させたらうまいだ」と教えてくれたのは、朝日村の農家の清沢美智穂さんです。

 作り方はいたってシンプル。まず、リンゴは20〜30個分の皮を剥いて芯を取り8分の1サイズに切ります。次に、舐めてしょっぱいと感じる程度の塩水に浸けてリンゴの変色を止める。水を切り、大きめの鍋に移したらリンゴジュースを100mL投入して火を入れます。ジュースの量は少なめですが、加熱するとリンゴから汁がジュワジュワ出てくるそうです。あとは、中火で煮て、沸騰したら火を止める。そのまましばらく置いて冷ますと味がじっくり浸み込みます。

 このあと清沢さんは、持ち運び可能な小型乾燥機「ドラッピー」で乾燥させます。50℃で、22時間。こうしてできた乾燥リンゴはツヤもよく、食感も残って、上品な甘さで絶品です。

*月刊『現代農業』2024年3月号(原題:ボケたリンゴを絶品の乾燥リンゴに)より。情報は掲載時のものです。