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まるごと使って華やかに!爽やかレモン鍋

広島県・長光祥子

撮影:小倉かよ

鍋はいい。家族や仲間で囲むと、心も体も温まる。野菜もたっぷり食べられるし、片付けもラク……。ということで、わが家はシーズンになると、毎週末に鍋が登場する。この時期、ユズやスダチなど「香りのカンキツ」が旬を迎える。まだまだ知らない人もいるかもしれないが、レモンも旬。これらを鍋のおともに使わない 手はない。

具材はレモン2 個のほか、ハクサイ、白ネギ、豆腐、ニンジン、 シイタケ、エノキダケ、牡蠣、豚肉(しゃぶしゃぶ用)など

レモン鍋はレモンを薬味として使うのではなく、輪切りをまるごと浮かべ、具材のように楽しむ。鍋の湯気と一緒に広がる爽やかな香り、スープに加わるほどよい酸味、皮のスパイシーな苦みが豚肉や牡蠣、野菜のうまみを引き立てる。具材と一緒に皮ごと食べてもいい。複雑に絡み合った味わいは飽きがこず、しめのうどんやラーメンで、スープまで飲み干したくなる。

 レモンは他のカンキツにはない「おしゃれ」な存在感があるように思う。そんなレモンを皮ごと料理に使うと、いつもの鍋が華やかになる。皮ごと食べると栄養面からも、とても機能的だ。おもてなしにもぜひおすすめしたい。

【作り方

①土鍋に水、コンブを入れ30分ほど置き、お好みの調味料を加えて煮立たせる。

②火を止めて、輪切りにしたレモンを浮かべる。

③30分後、レモンを取り出し、野菜に火を通す。

④牡蠣や肉を入れ、レモンを戻し、一煮立ちで完成

おともにはレモンをギューッと搾ったハイボールが最高。アツアツの鍋と冷たいハイボールのラリーは、気持ちよく酔えること間違いなし。
(広島県尾道市)

レモンハイボールとの相性抜群

*月刊『現代農業』2015年12月号(原題「産地農家の鍋&スープ 爽やかレモン鍋)より。情報は掲載時のものです。

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みんな大好き鍋料理。世界と日本各地の鍋もの、具だくさんの汁ものまで文化と歴史、作り方まで