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(島根から)ヨモギ座布団、愛用者拡大中

農文協(現代農業を発行している会社)の職員が、全国の農家・農村を訪ね歩く中で集めたホットな話題をご紹介します!

ヨモギ

 浜田市の藤本キヌヨさんは、ドクダミやスギナでお茶をつくったり、ミカンの皮を煮た液を野菜にまいてアブラムシ除けにしたり、身の回りのものの活用名人。今は『現代農業』で読んだヨモギ座布団を愛用中で、量産して友達に配るほどです。

 ヨモギを鎌で刈ってきたら、切り開いた米袋の上に広げて1週間ほど天日干し。洗濯用ネットに詰めて、お手製の布袋に入れて使います。毎晩寝るときに首と腰の下に敷くと、ヨモギのいい香りと温灸効果でぐっすり眠れて痛みもとれるそうです。

 乾燥ヨモギはいつも米袋半分ほどストックしてあります。座布団がぺしゃんこになっても、2~3カ月に1度詰め替えて一年中使っているそうです。

 ストックのヨモギが少なくなったらその都度収穫・乾燥して継ぎ足しますが、「本当は香りが強くてやわらかい4~6月のヨモギがおススメなのよ」と藤本さん。春が待ち遠しくなりました。

*月刊『現代農業』2022年4月号(原題:ヨモギ座布団、愛用者拡大中)より。情報は掲載時のものです。