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筆者（70歳）。（株）シェアガーデンの代表で、社員3人と有機野菜をつくる（倉持正実撮影、以下K）

【地力アップ＆肥料代減らし】借りた畑にはまず緑肥

2023-09-12

千葉・武内智農文協が運営する農業情報サ...

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【イベント情報】『現代農業』『うかたま』両編集長がトークイベントに出演します！「NIPPON UMAMI TOURISM」＠d47 MUSEUM（渋谷ヒカリエ）、2024/6/15（土）

2024-06-07

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【あっちの村こっちの村】
「シーサー見守る学校巡回」

農文協九州沖縄支部の佐藤が沖縄県うるま市よりお送りします。

農業や食関係の専門書が得意な農文協ですが、実は絵本もたくさん出版しています。4月～６月のこの時期は、他の出版社の本も合わせて約400冊を車に積み、小・中・高などの教育機関や図書館へ営業のため巡回します。

沖縄県での巡回は、車に本を乗せたままみてもらう「青空選書」なので、ガジュマルなどの大きな樹の下の木陰がベストスポット！

40年以上前からいる大きなシーサーが今も子どもたちを見守っている中、図書館司書の先生方に絵本の選書をしてもらいました。

★古代から文明を支えてきた素材★
「イチからつくる　ガラス」　
矢野哲司編／吉田稔美絵／上製AB判36頁／2,750円（税込）　
◎詳しくは「農文協田舎の本屋さん」で検索！

#沖縄県 #うるま市 #絵本 #選書 #イチからつくる #ガラス #シーサー #月桃 #学校 #本好きな人と繋がりたい #農文協 #出版社 #現代農業 #季刊地域 #うかたま

【あっちの村こっちの村】
「夏にぴったり！ポッケで溶かす冷凍デコポン」

農文協中国四国支部の川島が広島県呉市よりお送りします。

「大長（おおちょう）みかん」で有名な呉市の大崎下島（おおさきしもじま）で、「夫婦で一緒に仕事がしたい」とセカンドライフとして就農し、マーマレードなどの加工も行っているカンキツ農家にお会いしました。

昨年は、暑さによってデコポンに果皮障害が多く出てしまいましたが、逆に、雨が少ないおかげで糖度が20度を超え、甘くて美味しいデコポンができました。そこで考えたのが、「夏にぴったりの冷凍デコポン」です。食べやすいよう皮をむき、果肉10切れほどを、果汁と一緒に冷凍しました。この辺りは瀬戸内の島しょ部で、ツーリングやサイクリングで訪れる観光客をターゲットに販売予定（商品名は「まるごと。しらぬい」）。

これから迎える暑い夏、ポッケに入れておくとすぐ溶けて、冷たくて美味しいデコポンがおやつに食べられます。酸味と甘みのバランスが良くとても美味しいので、島のサイクリングのお供に是非！

★「私らしさ」で農産加工★
「だれでも起業できる　農産加工実践ガイド」　
尾崎正利著／A5判184頁／2,200円（税込）　
◎詳しくは「農文協田舎の本屋さん」で検索！

#広島県 #呉市 #デコポン #しらぬい #冷凍フルーツ #農産加工 #大長みかん #夏にぴったり #カンキツ農家 #本好きな人と繋がりたい #農文協 #出版社 #現代農業 #季刊地域 #うかたま

【戸田本部だより】
「おいしくたのしい、郷土料理の展覧会」

農文協本部職員が東京都渋谷区よりお送りします。

「NIPPON UMAMI TOURISM 植生と文化をまるごと味わう風土に還るうまみのデザイン」※の展覧会に行ってきました。

この展覧会には、農文協もイベント出演や本の販売で協力をしています。

47都道府県それぞれの郷土料理の歴史や、調理に使う道具がズラーっと並ぶようすは壮観です。
料理だけでなく、その地域に根付く文化や、郷土料理で使われる農産物や水産物が育つ環境などが丸ごとわかるというのもこの展示の魅力。
各県を順番に見ていると、愛知県の「味噌おでん」を紹介する「まるや八丁味噌」や岡山県の「とどめせ」を紹介する「一文字うどん」、高知県の「田舎寿司」を紹介する「松崎淳子さん」他、農文協がお世話になっている著者のお名前も並んでいました。

展覧会のキュレーターの相馬さんのお話によると、農文協の『日本の食生活全集』も読まれたとのこと。自分のふるさとの料理に思いを馳せるだけでなく、旅行先の郷土料理を探して食べたくなる、そんな展示会でした。

★6/15（土）には農文協のイベントも開催します。

※「NIPPON UMAMI TOURISM」とは、飲食、出版、観光、販売などを通して、47の日本の“らしさ”を見つめ直す活動を展開しているD&DEPARTMENT PROJECT（代表、ナガオカケンメイ）が主催する展覧会です。

★47都道府県の食文化の集大成★
「日本の食生活全集全50巻」
農文協編／A5判上製／192,500円（税込）
◎詳しくは「農文協田舎の本屋さん」で検索！

#東京 #渋谷ヒカリエ #展覧会 #食文化 #ご当地 #うまみ展 #うまみ #郷土料理 #発酵 #郷土食 #農業 #旅行 #展示会 #企画展 #農文協 #出版社 #現代農業 #季刊地域 #うかたま #d47museum #d47

【あっちの村こっちの村】
「東濃の木！？ナンジャモンジャ（ヒトツバタゴ）自生地」

農文協中国四国支部の御船が岐阜県恵那市よりお送りします。

「ナンジャモンジャ」という愛称で親しまれるヒトツバタゴ。自生しているのは全国でもかなり限られた地域なのだそう。東濃で大切にされている木のようで、「お気に入りのナンジャモンジャはどこですか？」と訊ねると、皆さん嬉しそうに教えてくれます。今の時期はちょうど見頃で、あちらこちらで真っ白い花が満開でした。雨で少し花が散ってしまいましたが、本当にきれいです！

★岐阜県を流れる美しい川、長良川★
「長良川のアユと河口堰～川と人の関係を結びなおす～」　
蔵治光一郎編／A5変判232頁／2,420円（税込）　
◎詳しくは「農文協田舎の本屋さん」で検索！

#岐阜県 #恵那市 #東濃 #なんじゃもんじゃ #ヒトツバタゴ #自生地 #旅好き #本好きな人と繋がりたい #長良川 #生物多様性 #農文協 #出版社 #現代農業 #季刊地域 #うかたま

【あっちの村こっちの村】
「約230頭の牛を“手づくりボード＆番号札”で管理！」

農文協東北支部の渡辺（せ）が宮城県大崎市鹿島台よりお送りします。

和牛農家は、子牛を産ませて生後10ヶ月前後で子牛市場に出荷する「繁殖農家」と、その子牛を購入し20ヶ月前後肥育し大きく育ててから市場に出荷する「肥育農家」の２つに大別されますが、中には、その両方を一貫して経営する、和牛の繁殖・肥育一貫経営の農家がいます。

今回、230頭超の和牛の一貫経営の農家にお会いしました。たくさんの牛を飼育するために、手作りのボードと番号札を使っていて、同じ宮城県内の和牛農家が、紙で管理していた方法を参考に作ったそうです。楕円の札は主に３色。親牛、血統、性別、去勢、生年月日(月齢が判る)や預託牛かどうか、中には導入価格(！)まで書いてあり、また、治療中の有無や要注意の牛には「S字フック」をかけています。

ボードに情報をまとめて「見える化」することで自分が管理しやすいのはもちろん、家族や従業員とも共有できメリットばかり。作るのはとても大変だったそうですが、それ以上の効果を実感しているとのことでした。

★和牛のことはこの1冊にぎゅ～っと★
「肉牛大事典」(2013年発行)　
農文協編／上製B5判1144頁／22,000円（税込）　
◎詳しくは「農文協田舎の本屋さん」で検索！

#宮城県 #大崎市 #和牛農家 #和牛一貫 #農業経営 #繁殖農家 #肥育農家 #畜産農家 #牛好き #専門書 #農文協 #出版社 #現代農業 #季刊地域 #うかたま

【あっちの村こっちの村】「標高400m

【あっちの村こっちの村】
「標高400mの山の上、秘境の本屋さん」

農文協中国四国支部の長谷川が高知県安芸市香北町よりお送りします。

標高400mの中山間地にある本屋、「うずまき舎」に行ってきました。香北町在住で布作家の早川ユミさんに憧れ、移住を決意した店主が2014年から営んでいるお店です。

うずまき印の看板を頼りに、「本当にこんな所に本屋があるのか？」という細い急勾配をずんずん進んでいくと、山の上の集落に一軒家のお店があります。棚には、店主の審美眼によってセレクトされた、食や農、山の暮らしにまつわる書籍が並んでいます。もちろん、早川さんの書籍も揃っています（写真⑤）。

丁度仕入れたばかりの本を見せていただいたのですが、なんとありがたいことに半数が農文協の書籍でした！ちなみに、農文協書籍の売れ筋は「山で暮らす　愉しみと基本の技術／大内正伸著」「図解　誰でもできる石積み入門／真田純子著」なのだとか。

ちょっとしたカフェスペースもあり、本を片手にコーヒーを飲みながらゆっくり過ごすこともできます。

※店内の写真は許可をとって撮影しています

★工作のように楽しくちくちく★
「種まきびとの　ちくちくしごと～野良シャツ、柿渋染めエプロン、子ども服～」　
早川ユミ著／並製B5横変判96頁／2,090円（税込）　
◎詳しくは「農文協田舎の本屋さん」で検索！

#高知県 #安芸市 #本屋 #山の上 #秘境 #本屋好き #本好きな人と繋がりたい #本と珈琲 #中山間地域 #移住 #山の暮らし #早川ユミ #布作家 #食と農 #専門書 #農文協 #出版社 #現代農業 #季刊地域 #うかたま

【あっちの村こっちの村】
「長島町のカンキツ、大将季（だいまさき）を食べ比べ！」

農文協九州沖縄支部の杉野が鹿児島県長島町よりお送りします。

「温州ミカン発祥の地」である鹿児島県長島町を巡回しました。現在、島で栽培されているカンキツは、主に中晩柑の「大将季（だいまさき）」です。

大将季は不知火（しらぬい）の枝代わり品種で、栽培方法は露地・無加温ハウス(以下、無加温)・加温ハウス(以下、加温)と3つあり、同じ品種でも栽培方法によって大きさは異なります。比べてみると、加温栽培のものが一番大きく、小玉スイカくらいのサイズです（写真④）。販売価格も加温ハウスのものが一番高く、贈答用として消費されます。時期にもよりますが、道の駅や直売所で売られているのは露地栽培のものが多いようです。

巡回中、2件の農家からいただいた3種類（加温・無加温・露地）の大将季を、贅沢に食べ比べしてみました。個人的には無加温ハウス栽培のものが一番酸味と甘みのバランスが整っていておいしく感じました！

◎輸入果汁、オレンジ不足の今こそ、「国産カンキツ」を食べよう！

★23年ぶりの大改訂★
「カンキツ大事典」　
農文協編／上製B5判1604頁／26,400円（税込）　
◎詳しくは「農文協田舎の本屋さん」で検索！

#鹿児島県 #長島町 #柑橘 #中晩柑 #大将季 #国産 #国産柑橘 #地産地消 #温州みかん発祥の地 #不知火 #orange #オレンジジュース #円安 #専門書 #本好きな人と繋がりたい #農文協 #出版社 #現代農業 #季刊地域 #うかたま

「つくば式ほうき、つくってみた！」

農文協本部がある埼玉県戸田市よりお送りします。

新刊絵本「イチからつくるホウキ」の著者、宮原克人さん（筑波大学芸術系准教授）による『つくば式ほうき』のワークショップが農文協戸田本部で行われました！

#埼玉県 #箒 #ほうき #手づくり #稲藁 #掃除道具 #生活道具 #ワークショップ #丁寧な暮らし #手仕事 #ハンドメイド #broom #イチからつくる #絵本 #本好きな人と繋がりたい #農文協 #出版社 #現代農業 #季刊地域 #うかたま

【戸田本部だより】
「イチからつくるホウキ！」

農文協本部がある埼玉県戸田市よりお送りします。

　新刊絵本「イチからつくるホウキ」の著者、宮原克人さん（筑波大学芸術系准教授）による稲ワラをつかった『つくば式ほうき』のワークショップが農文協戸田本部で行われました！
　今回は、教育機関や図書館、書店を主に巡回している普及者の研修の一環で行われました。つくば式ほうきの特徴は、①糸の結び目が階段状になっている②穂先の部分が斜めになっているという点で、この2点が美しい形の理由にもなっています。
　最初に行う、節から「ミゴ」をぬく作業は、地道だけどクセになる感覚（緩衝材のプチプチをつぶすような）。束をずらしながら、タコ糸を巻いていく作業は単純ですが、力加減や束のずらし具合でそれぞれ個性がでます。最後の糸をキレイに見えなく収納するワザには思わず拍手。約1時間かけて完成したホウキには、わが子のような愛着が湧きます。
　これから、自分でつくったホウキを片手に全国の教育機関・図書館へ「イチからつくるホウキ」を届けに行きます！

【材料】
・稲ワラ（150本ほど）
・タコ糸（麻ヒモなどでも可）

★「つくる喜び」を味わう★
「イチからつくる　ホウキ」　
宮原克人編・堀川理万子絵／上製AB判36頁／2,750円（税込）　
◎詳しくは「農文協田舎の本屋さん」で検索！

#埼玉県 #箒 #ほうき #手づくり #稲藁 #掃除道具 #生活道具 #ワークショップ #丁寧な暮らし #手仕事 #ハンドメイド #broom #イチからつくる #絵本 #本好きな人と繋がりたい #農文協 #出版社 #現代農業 #季刊地域 #うかたま

【あっちの村こっちの村】
「空き家を利用！駄菓子屋×農×妖怪」

農文協東北支部の渡辺（せ）が宮城県加美町よりお送りします。

宮城県加美町の中心部にあった空き家を利用して、ユニークな駄菓子屋を営んでいる方にお会いしました。ここでは、加美町の伝統野菜である「小瀬菜（こぜな）だいこん」を応援する活動を行っており、その関係で在来種のタネ（『うかたま』2024年春号にも登場している小林宙さんのタネ）やIターン農家の野菜も扱っています。

また、店主は児童文学作家でもあり、「大崎耕土妖怪絵図～加美町の伝承を知り地域を巡る～」というパンフレットをつくったそう。その中の「縁切り地蔵尊」の話は、かつて水源を確保する過程で人柱をたてたというつらい物語があるからこそ、今の加美町の農業があるというもの。店主自身も、妖怪を通して「農」に迫りたいとおっしゃっていたのが印象的で、ここを訪れた人にも「昔の人は何を恐れて、何を大切にしてきたのか」を考えるきっかけにしてほしいと。店内にも「ようかいポスト」なるものがあり、不思議な話や体験談など、たくさんの声（紙）であふれていました。

放課後子どもたちが集う駄菓子屋が、加美町の基幹産業でもある「農」へアプローチする姿に、新たな「農」の可能性を感じた瞬間でした。

★遠ざかっていた川や湖沼に思いを馳せる★
「写真ものがたり　昭和の暮らし５　川と湖沼」　
須藤功著／上製AB判240頁／5,500円（税込）　
◎詳しくは「農文協田舎の本屋さん」で検索！

#宮城県 #加美町 #駄菓子屋 #農 #妖怪 #空き家活用 #在来種 #小林宙 #伝統野菜 #農業 #地域コミュニティ #移住者応援 #本好きな人と繋がりたい #川 #湖沼 #農文協 #出版社 #現代農業 #季刊地域 #うかたま

【カラスからミカン園を守る！鷹の『吹雪ちゃん』】

農文協東海北陸近畿支部の青山が和歌山県有田川町よりお送りします。

和歌山県有田川町田口集落では、2023年7月からミカン園を荒らす渡りガラスを追い払うのに「鷹」を活用しています！

「吹雪ちゃん」を飛ばしている様子を撮影させていただきました！

@noubunkyo

#和歌山県 #ミカン #カラス対策 #鷹 #農村 #農家

◎次号の季刊地域№58（2024年夏号）でも掲載予定！ぜひチェックしてみてください。

【あっちの村こっちの村】
「カラスからミカン園を守る！鷹の『吹雪ちゃん』」

農文協東海北陸近畿支部の青山が和歌山県有田川町よりお送りします。

　和歌山県有田川町田口集落では、2023年7月からミカン園を荒らす渡りガラスを追い払うのに「鷹」を活用しています。中山間組織「田口集落協定」の会長にお話を伺いました！
　写真に写っているのは、2022年8月生まれ、まだ1歳のメス鷹の「吹雪ちゃん」。購入経費の鷹代30万円、育成代30万、その他エサ代、山縣さんの家に建てた鷹の小屋代はすべて中山間地域等直接支払※の補助金を活用しています。
　毎年12月のミカンの収穫期になると、数えきれないほどの渡りガラスが空を覆い、ミカンを食害していましたが、2023年は「吹雪ちゃん」を飛ばしていたおかげで渡りガラスはほとんど見なかったといいます。ほぼ毎日（年間300日ほど）、15時半～16時にかけて集落のミカン園の上で「吹雪ちゃん」を飛ばしています。1日1食のエサやりも兼ねており、毎日体重測定をして780gを維持するよう管理しています。ちなみに、鷹の寿命は約20年で、15年は現役で飛ぶそうです。
　今ではすっかり集落のアイドルで、「ホントにかわいい」「癒される」と、みなさんメロメロな様子でした。

◎次号の季刊地域№58（2024年夏号）でも掲載予定！
　ぜひチェックしてみてください。

※「中山間地域等直接支払」…農業生産条件の不利な中山間
　地域等において、集落等を単位に、農用地を維持・管
　理していくための取決め（協定）を締結し、それにした
　がって農業生産活動等を行う場合に、面積に応じて一
　定額を交付する仕組み。（農林水産省HP引用）

★こんな手引きが欲しかった！★
「早わかり　中山間地域等直接支払　活動の手引き
～事務処理・共同取組活動・組織運営～」　
農文協編／A4判84頁／1,540円（税込）　
◎詳しくは「農文協中山間地域等直接支払　活動の手引き」で検索！

#和歌山県 #有田川町 #ミカン #カラス対策 #鷹 #農業好きな人と繋がりたい #本好きな人と繋がりたい #鳥好き #生き物好き #猛禽類 #癒し #中山間地域 #中山間地域等直接支払制度 #農村 #鳥害対策 #農文協 #出版社 #現代農業 #季刊地域 #うかたま

【戸田本部だより】
「誌上タネ交換会2024！取材会＆見学会」

農文協本部がある埼玉県戸田市よりお送りします。

2024年3月26日（火）、埼玉県戸田市の農文協本部にて、「誌上タネ交換会2024」のマッチング作業取材会＆見学会が開催されました。

誌上タネ交換会とは、毎年『現代農業』主催で行なわれるイベントで、自分で取った（自家採種）作物のタネを編集部に送ると、全国から送られてきたタネと交換できるというものです。今年で6 回目となり、全国各地より70 名以上の農家・家庭菜園家から約200 種類の応募が集まりました。

全国から集まったタネを参加者の皆さまにお届けするべく、振り分け作業、名付けて「シードマッチング」が行なわれました。ここではそのようすの一部をご紹介します。

※詳しくは農文協公式HP「現代農業WEB」の「タネ交換会に参加してみた！」をチェック！

★タネが気になってたまらなくなる！？★
「農家が教える　タネ採り・タネ交換」　
農文協編／A5判144頁／1,650円（税込）　
◎詳しくは「農文協　農家が教えるタネ採り・タネ交換」で検索！

#埼玉県 #戸田市 #自家採種 #種 #seed #農業好きな人と繋がりたい #本好きな人と繋がりたい #家庭菜園 #農家 #百姓 #在来種 #つなぐ #農文協 #現代農業 #農文協普及者がゆく

【あっちの村こっちの村】
「気持ちは農家！ミニ読者の集い」

農文協東北支部の橋本（和）が宮城県加美町よりお送りします。

先日、普及地として4週間ほど巡回した加美町で「ミニ読者の集い」が開催されました。ありがたいことに、「うかたま」読者のお母さんが私の送別会も兼ねて、近所の読者や農・食に関心のある方を集めてくださいました。　
　
場所は、地元の「Mow-Mow（モウモウ）」という牛舎を改装した宿場施設（協力隊OBが経営）で、農文協の活動や今まで巡回した普及地の話で盛り上がり、10時ごろまで話していました。

メンバーも様々で、地域おこし協力隊OB、現役地域おこし協力隊、キッチンカーを運営している方、味噌作りをしている方、仙台に勤めに行っている方など、普段の普及では出会えない「気持ちは農家」の方々に農文協やうかたまを知ってもらうことができ、とても有意義なひと時でした。

主催してくださったお母さんには本当に感謝の気持ちでいっぱいです！

★ハレの日のごちそうといえば…★
「全集　伝え継ぐ日本の家庭料理　すし～ちらしずし・巻きずし・押しずしなど～」　
(一社）日本調理科学会企画・編集／B5判130頁／3,080円（税込）　

◎詳しくは「農文協　伝え継ぐ日本の家庭料理　すし」
　で検索！

#宮城県 #加美町 #うかたま #食と農 #交流会 #農業好きな人と繋がりたい #本好きな人と繋がりたい #料理好きな人と繋がりたい #ちらし寿司 #ハレの日ごはん #農的暮らし #地域おこし #農文協 #現代農業 #農文協普及者がゆく

【あっちの村こっちの村】
「野菜づくり講習会in鹿角市立花輪図書館」

農文協東北支部の水野が秋田県鹿角市よりお送りします。

農文協の普及者は、直接農家のところへ訪問する以外にも、公共図書館や直売所へ出向き「野菜づくり講習会」という形で本の紹介を行うこともあります。今回は、秋田県の鹿角市立花輪図書館にて、「『春』まじでらぁいねぇ※1　野菜づくりのコツ講座【テーマ】 “地球沸騰化時代”に農業を続ける方法」と題して約2時間、現代農業の記事を中心に、農家の野菜づくりの裏ワザなどを紹介。飛び入り参加OKということで、約70名の方にご参加いただきました。
とくに反応がよかったのが、「乾燥によるカルシウム欠乏に“卵酢”」という記事。タマゴの殻を植木鉢に撒いている人は多いですが、殻と酢をまぜると効率よく植物がカルシウムを摂取できるという点に皆さん釘付けでした。また、説明に合わせて図書館司書の方が、素敵なグラフィックレコーディング※にまとめてくださいました。短時間でわかりやすくまとめるワザにこちらも感服しました。

〈卵酢のつくり方〉
①ペットボトルの上部1/3を切り離す
②ペットボトルの下部に穀物酢を200㎖入れる
③②に細かく砕いた卵3個分の殻を入れ、約半日置く
④フタをはずしたペットボトルの上部を逆さまにし、コーヒーフィルターを敷き、③を濾す

◎植え付け1週間後の野菜苗に100倍に薄めた液をかけて使う

※１『春』まじでらぁいねぇ…秋田の方言で、（畑つくりをしたくて）「春まで待ってられない」という意味
※２グラフィックレコーディング…会議や講演の内容をイラストや図、文字を使ってリアルタイムにまとめていく手法

★だれでも手軽に使えまス！★
「農家が教える　酢とことん活用読本～病害虫・長雨干ばつ・雑草に～」　
農文協編／B5判128頁／1,760円（税込）　
◎詳しくは「農文協酢とことん活用読本」で検索！

#秋田県 #鹿角市 #家庭菜園 #野菜づくり #図書館 #グラフィックレコーディング #農業好きな人と繋がりたい #本好きな人と繋がりたい #農的暮らし #酢 #卵の殻 #液肥 #農文協 #現代農業 #農文協普及者がゆく

【あっちの村こっちの村】
「庭先カンキツで簡単大人気マーマレード！」

農文協中国四国支部の向井が広島県よりお送りします。

現代農業2024年3月号の「カンキツ農家の個性派マーマレード」（p228～）の記事に合わせて、我が家で大人気のマーマレードレシピを公開します。超簡単で、カンキツの仲間ならなんでも（とくに酸っぱいカンキツが向いてる）おいしく個性的につくれます！
ポイントは、「皮むき器」を使うこと。そうすることで、苦みの多い白い皮部分が少なくなるので、茹でこぼす作業がいりません！むいた皮は包丁で刻んだ方がきれいですが、ハサミをつかうとラクです！ぜひ、マーマ友（マーマレード友達）になりましょう！

〈材料〉
・ハッサク…1㎏　
・グラニュー糖…カンキツと同重量
・水…1.7ℓ
〈道具〉
・シュレッダーバサミ　（包丁でも可）
・皮むき器（ピーラー）
・レモンしぼり器
・ガーゼ
〈つくり方〉
①皮むき器でカンキツの皮をむき、皮はシュレッダーバサミで細切りに
②果実は果汁を絞って、タネやうす皮はガーゼにくるんでテルテル坊主みたいにする
③果汁に細切りにした皮を入れて、そこにカンキツの倍量ほどの水を（今回は1.7ℓ）入れる
④テルテル坊主と一緒に30分弱火で煮る
⑤テルテル坊主を軽く絞り、鍋から取り出す
⑥グラニュー糖を加えて、今度は強火で煮詰める　
⑦皿に落として冷やして、指で押したらシワが寄るくらいになればOK
⑧瓶詰めして蒸して消毒して完成

★地域の食材をまるごと活かす★
「地域食材大百科14～菓子類、あん、ジャム・マーマレード～」　
農文協編／B5判404頁／12,100円（税込）　
◎詳しくは「農文協地域食材大百科」で検索！

#広島県 #中国四国 #カンキツ #柑橘 #ハッサク #マーマレード #marmalade #ジャム #jam #手づくり #料理好きな人と繋がりたい #手作り好き #本好きな人と繋がりたい #農スタグラム #農的暮らし #簡単レシピ #丁寧な暮らし #暮らしを楽しむ #庭のある暮らし #シュレッダーハサミ #地元の食材 #地産地消 #農家 #暮らしの知恵 #農業 #農文協 #現代農業 #農山漁村文化協会 #農村 #農文協普及者がゆく

【あっちの村こっちの村】
「コミュニティ＼ビニール／ハウス」

農文協東北支部の小篠が宮城県栗原市よりお送りします。

稲作とレンコン栽培をしている農家の父ちゃんに素敵なハウスをみせていただきました。中に入ると、浴槽サイズの大きな水槽で金魚や錦鯉が悠々と泳いでいたり（写真②）、東北では珍しいレモンやユズなどのカンキツ（写真③）やブドウ、大人の背丈ほどある大きな観葉植物がたくさんあったり、伊豆沼地区での水害時に使った大きな舟や水車もインテリアとしておかれていました。元々は趣味の観葉植物を育てるハウスとして使用していましたが、今では訪れる人の心をワクワクさせる秘密基地のような空間となっています。

用途は様々で、普段は地域の方が集まる『お茶のみ場』として利用されていますが、時には、子どもたちがやってきてイチゴの収穫体験イベントを行ったり、海外から神楽を学びに訪れた方を招いたりと、いろんな人が集まる『コミュニティの場』になっています。さらに今後の展望として、『直売所併設型の憩いの空間』をつくりたいと語ってくださいました。

現在は、周知を図るためにＳＮＳの勉強もされており、とにかく前向きに人生を愉しんでおられる様子が伝わってきました。過疎化に加え、コロナの影響などもあり、農村でのつながりが希薄になっている中で、個人、地域が愉しんで生きていける形を目指す父ちゃんの熱い想いがつまった素敵なハウスが伊豆沼にありました。

★集落は自分たちで守る★
「図解でわかる田園回帰１％戦略　「小さな拠点」をつくる」　
藤山浩編著／B5判128頁／2,860円（税込）　
◎詳しくは「農文協「小さな拠点」をつくる」で検索！

#宮城県 #栗原市 #東北 #レンコン農家 #蓮 #ハウス #憩いの場 #コミュニティ #秘密基地 #農家 #農業好きな人と繋がりたい #インテリア好きな人と繋がりたい #本好きな人と繋がりたい #農スタグラム #農的暮らし #暮らしを楽しむ #観葉植物 #金魚 #錦鯉 #カンキツ #季刊地域 #地域おこし #地元を元気に #地域 #農業 #農文協 #現代農業 #農山漁村文化協会 #農村 #農文協普及者がゆく

【あっちの村こっちの村】
「上野長一さんに教わる第2弾！餅つき」
動画バージョンです！

【戸田本部だより】
「上野長一さんに教わる第2弾！餅つき」

農文協本部がある埼玉県戸田市よりお送りします。

昨年末に行われた「しめ縄づくりワークショップ」（2023/12/22のInstagramの投稿参照）に続き、上野長一さん※と奥様の礼子さんが、今度は立派な臼と杵を持ち込んで餅つきをしに農文協の戸田本部に足を運んでくださいました。
　少し肌寒い日でしたが、餅つきが始まると、蒸したもち米の熱気と「よいしょー！」「あぶなーい！」というアツい声援で大盛り上がり！傍から見ると簡単そうに見えますが、やってみると杵が重く、リズムよくつくにはコツがいります。礼子さんが「上の方の手をスライドさせて、重さだけでつくようなイメージで」と教えてくださいました。ちょうど小腹も空いて集中力も切れそうな夕方、7階建てのビルに響き渡る歓声にぞろぞろと職員が集まり、つきたてのお餅を頬張れば、自然と笑顔がこぼれます。味付けは、あんこ、きな粉、おろしめんつゆの3種類で、長一さん特製のうどんもご馳走になりました。入れ替わりで約40名の職員が餅つきを楽しみました！上野さんご夫婦、本当にありがとうございました！！

※「上野長一さん」…栃木県上三川町で完全無農薬・無化学肥料で米作りをしている農家で、「現代農業」の著者でもある。

★冷めても固くならないもちの裏ワザは必見★
「農家が教える　もち百珍」　
農文協編／B5判128頁／1,980円（税込）　
◎詳しくは「農文協田舎の本屋さん」で検索！

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【あっちの村こっちの村】
「コウノトリをみてきた！」

農文協三上がお送りします。

今回は、生きもの好きな普及者から「久しぶりにコウノトリを見に行ってきました！」と写真が送られてきたのでご紹介します！

栃木・群馬・埼玉・茨城の4県にまたがる面積33km²の国内最大の遊水地であり、2012年7月にはラムサール条約湿地にも登録されている渡良瀬遊水地では、国の天然記念物・コウノトリが定着しており、地元が近いこともあってよく観察に訪れます。コウノトリを観察したのは4回目で、今回は初めてコウノトリの個体識別※をしてみました（写真④）。小山で生まれた2歳半のオスの個体でした。地元の近くで生まれて大きく育っていたこと、また、今までで一番個体数が多かったことにとても感動しました。

※「個体識別」…現在日本に生息している多くのコウノトリには、個体番号が書かれた足環と、異なる組み合わせの色（黒・黄・赤・青・緑）の足環をそれぞれの個体につけている。これにより個体の識別ができるようになり、個体の移動や生死、生態を詳しく調べることができる。IPPM-OWS（コウノトリの個体群管理に関する機関・施設間パネル）が運営している、「コウノトリ個体検索」に足環の色を入力すると、個体情報がわかる。（兵庫県立コウノトリの郷公園HP参照）

★地域づくりを始めたい人、必読！★
「コウノトリと暮らすまち～豊岡・野生復帰奮闘記～」　
佐竹節夫著／四六判320頁／2,200円（税込）　
◎詳しくは「農文協コウノトリと暮らすまち」で検索！

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